【HQ×野崎くん】マネージャーは漫画家のアシスタントをしてました。【男主】

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［七瀬川 Aside］


「これだよ、灰羽リエーフ」

「うお、結構身長高いんだな」

「七瀬川と何センチ差あるんだ？」

「野崎しばく」



フォルダから灰羽と俺が写ってる写真を見せる。

正直、ヒロインにこいつを持ってきたのは失敗だったかな。
いやー、でもむさくるしい男子バレー部にまともなやつがいるわけない。



「で、こいつの良いところはあるのか？」

「良いところ…良いところなぁ……

……下手くそなくせに、エースになると言ってるポジティブさ」

「七瀬川くん、なんかディスってない…？」



「他にはないのかよ」と御子柴くんが苦笑する。
他にと言われても、なんて言ったらいいんだろうな…



「あー、でも、先輩との付き合いはいい気がするけど…コミュ力もあるし、それといつも自信に満ち溢れてるな」

「なるほど…でもこれだとヒロインに合わないな…
やっぱり、七瀬川がヒロインに…」

「はぁ！？ふざけんな！俺は男だからネタにしてもいいよって言っただけで女役は許可しねえぞ！」

「でも、もうこれを描くと決めてしまったしな、頼む」

「私からも！お願い、七瀬川くん」



佐倉ちゃんにまで頭を下げられ俺は「嫌だ」と言えなくなる。
御子柴くんまで「もういいんじゃねーの」と言われ俺は残念ながら「わかったよ」と言うしかなかった。

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