【HQ×野崎くん】マネージャーは漫画家のアシスタントをしてました。【男主】

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［佐倉 千代side］


結局、七瀬川くんは野崎くんが買ってきたスイーツに負けてしまって、新キャラは採用されることになった。


それにしても、七瀬川くん…
みこりん並にチョロいんじゃ……



「ていうか、そのために新キャラのモデル探してたのか…
結局俺の後輩でいいの？」



七瀬川くんは大きなシュークリームにかぶりつきながらそう聞く。



「大丈夫だ。それと、キャラのイメージをつけるためにお前の後輩の特徴を教えてほしいんだ」

「私も聞きたい！七瀬川くんの後輩ってどんな感じなの？」



確かに、七瀬川くんとは学校も違うしほぼ何も知らない。

興味津々に七瀬川くんの話を聞く体制になるが、七瀬川くんは面倒くさそうな顔をする。



「どんな感じって……あいつバカでバレーも初心者で下手だし…後輩のくせして生意気なこといってくるんだぞ！」

「じゃあそもそも、なんで少女漫画に入れようとしたんだ…？」



みこりんのツッコミに七瀬川くんは「う…」と黙り込む。


でも、バレー部限定ってなるとあまりいい人いないのかもしれない。
しかも男子バレー部だし。



「でも、良いところを探せばきっと大丈夫だよ！あと、写真とか見ればいいイメージが浮かぶかもしれないし」



私が案を出すと、「そうだな」と七瀬川くんも納得してくれたみたい。

七瀬川くんは慣れた手つきでスマホをいじり始める。



「七瀬川くん、スマホ慣れてるね」

「うん、佐倉ちゃんガラケーだもんな」

「でも、スマホって便利なんでしょ？」

「アプリとかアプリがあって、持ってたら便利だろうな」

「…いやお前ら大してスマホについてわかってねーだろ」

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