【HQ×野崎くん】マネージャーは漫画家のアシスタントをしてました。【男主】

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［佐倉 千代side］


「野崎、誰と電話してたんだ？」



堀先輩が、休憩中にジュースを飲みながら野崎くんに電話の相手を尋ねる。

それは確かに私も気になってた。
女の人かなぁ、なんて。



「ああ、他校のアシスタントですよ。今日手伝いに来てくれるらしいです」

「えっ、他校にもアシスタントさんいたんだ」

「まぁな。運動部のマネージャーだから、なかなか来れないし忙しいんだ」

「へー…どんな人なの？」



私はおずおずと聞いてみる。

マネージャーってことは、多分女の子だよね…
可愛い子とか綺麗な人だったらどうしよう…！？

…いや、どんな子でも、諦めちゃダメよ千代！



「…んー…俺は時々“なな”と呼んでるんだが、そうすると怒られるんだよな。
まぁ、一言で言うと可愛い系のやつだな。先輩たちにも可愛がられてるらしい」

「ふーん、俺も会ったことねーな…」

「そうですね、今のとこ誰にも会わせてないと思います」



…そんな！？
野崎くんが下の名前で呼ぶってことは、相当仲いいんじゃ…

しかも、野崎くんが可愛い系って言うなんて…
………終わった。



「あ、来たみたいだ」



野崎くんの家のインターホンが鳴る。

き、きた…！！



「野崎ー、久しぶりー」



そこに現れたのは、黒髪のサイドをピンで留めていて、堀先輩とあまり身長が変わらない…お…んなのこ？

え、あれ？

いや……どっちだ！？

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