【HQ×野崎くん】マネージャーは漫画家のアシスタントをしてました。【男主】

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［七瀬川 Aside］


七瀬川A、高校2年生。
音駒高校バレー部のマネージャーをしている。

あ、最初に言っとくけど俺は男だからな。
「女の子みたーい」とか言ったやつぶっ飛ばすぞ。



「黒尾先輩、今日はもうこれで失礼します」

「え、早くね？お前片付けとか終わったのかよ」

「全部やりましたよ。今日は用事があるんです」

「ふーん、用事って何の？」



この人は、黒尾先輩。
俺らの主将でまぁ、クセのある性格の人。
たまに絡むと面倒なのが嫌いだ。

…うーん、なんて言い訳するか。
この事あまり、言いたくないし。

言ったら言ったでこいつ絶対からかいに来るぞ。



「えっと…その…まぁ秘密というか」

「なんだよそれー。ま、いいや。じゃあな」

「はい、お疲れ様です」



なんとか黒尾先輩から逃げ切ると、野崎から電話がかかってきた。



「もしもし」

「部活終わったか？」

「あー、今終わったって。すぐ行くから、待ってろよ」

「ああ、よろしく頼む。あと、今日はお前が好きなケーキを作っておいたぞ」

「マジで！？じゃあすげー楽しみにしてる。
また後でな」



ルンルン気分で電話を切った俺は、誤解されてるとも知らずに、野崎の家に向かった。



「…あいつ、まさか彼女が……！？」

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