♯ ページ22
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涼「……………がと」
小さい缶の炭酸ジュースを選んだ山田は少し機嫌が戻ったのか小さく笑った。
大「おーおかえり。時間かかったね」
雄「自販機寄ってたからさ」
本当の理由は有岡くんも察していることだろう。
待合室では俺たち以外にも数人、事務所関係者が居た。
後輩も何人かいるわけで。なんだか変に緊張してしまう。
大「ほら山田、ここ座りな」
有岡くんが自分の隣の席をぽんぽん叩き、山田を呼んだ。
涼「…おう」
大「今年ラストの一大イベントはこれで終わりだなー」
涼「別にそんな大袈裟な事じゃ無いし」
順番が来る前まではこの世の終わりみたいな顔していた奴が強がって言っている。
そして涙が乾いて目が痒いのか何度も瞬きをしている。
そんな山田の隣に座った俺は、自分の痛む腕を摩った。
大「気持ち悪くなったりしてない？前は倒れちゃったじゃん」
涼「大丈夫だし。余裕だったもん」
大「本当かー？後で高木に聞いてみよっと」
雄「頑張ってたよ」
実際、やる気はあったし。
やってやるという気持ちは十分伝わっていた。
緊張のしすぎて顔面蒼白だったけど、今までで1番楽に終えることが出来たと思う。
雄「まあ…これからはイメトレすんのはやめとこうな」
事前準備はいい事だけど、考えすぎるのは良い事無いと思う。
今日みたいに手伝うことはいくらでも出来るんだからさ。
どんなに小さな事でも1人でやり切ろうとしなくて良いんだよ。
それが弱いとかダサいとか、そんなことは無くて。
誰にだって苦手な事はあるわけだから少しずつ克服していけばいい。
そう俺は思うんだ。
fin.
※本当はこの続きもあるのですが諸事情により区切りました。更新途絶えてしまい申し訳ございません(汗)
終わり
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みあ - 涼介可愛い♡めちゃくちゃいいお話ですね！ (2022年6月26日 14時) (
レス) @page22 id: 62c68153f0 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - ssfkさん» こんにちは！いつもありがとうございます(o^^o)リクエストについてですが現在リクエストは受付停止中となっております。たまにTwitter経由で質問箱にて題材を募集していますが、そちらも現在停止しておりますm(_ _)m (2022年1月22日 13時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
ssfk(プロフ) - いつも楽しく拝見していますがリクエストは募集されていますか？ (2022年1月19日 23時) (レス) @page10 id: fa29755135 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2022年1月16日 19時
