♯ ページ21
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大「山田、どうした？」
もしかしてまた症状が…とも思ったがどうやら違うようだ。
涼「ごめん…っ、また…迷惑かけて…っ」
謝る山田。
服の袖から見えるのは赤い手首。
…そういうことか。
伊「山田、いいから。謝る必要ないから」
知「そうだよ。しょうがないんだよ。ほら顔上げな？」
大「立てるかー？」
大ちゃんが山田の腕を掴んで立ち上がらせようとするも、山田はそれを拒否した。
涼「なんでっ…なんで、俺っいつも…、」
涙が頬を伝って床に落ちる。
大「…山田。いいから。気にすんな、ほら顔あげよう？」
涼「……んーんっ、…や、」
大「嫌じゃないの。ほら、つねるのもやめろって」
大ちゃんが山田の手を掴んだことで分かった。
つねっていた手の甲は手首と同様、赤くなっている。
涼「だめ、今はダメなの…っ」
大「大丈夫だから。大丈夫、大丈夫」
涼「やめろっ…あっ、」
ストン、と大ちゃんの胸に収まった。
急に頭を落とした山田を抱きとめた大ちゃんは山田を抱き上げてソファに寝かせた。
知「…かわいそう」
大「こればかりはしょうがないね」
知「…でも。病気のことを知った時だって、今だって。いつも途中で寝ちゃうのはさすがに気の毒だよ。
これじゃあ気持ちの整理もなかなか付かないよね」
知念の言う通り。
病気を治すためには俺らのサポートもそうだが、何よりも本人が病気を受け止めてリラックスした状態で過ごさなきゃいけない。
不安からくすストレスは、睡眠にも影響を及ぼしてしまう。
その睡眠のリズムが崩れることによって日中に強い眠気が襲ってきて。
心にある不安を具現化させたのが夢遊病の症状。
お医者さんがそう説明していた。
ここ数ヶ月の間に現れた症状は、まさに山田が不安に襲われて感情が高まり、意識を失った後に出ていた。
大「…どうすっかなぁ」
伊「いっそのこと全部受け入れてみる？」
大「はい？受け入れるって、病気のことなら、」
伊「違う違う」
大「じゃあどういうこと？」
伊「そのうち分かるって」
笑った俺とは対照的に大ちゃん、知念は首を傾げた。
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アイノア・リカ(プロフ) - ききさん» 良かったです！！！是非是非宜しくお願いします！！！ (2021年8月18日 22時) (
レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
きき - アイノア・リカさん» 見つかりました！ボツ集楽しく読ませていただきます！！ (2021年8月16日 8時) (レス) id: 52c4297a9f (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - ゆりさん» フォローありがとうございます！元々無い語彙力がさらに低下してる没ネタ投稿ですが、是非お暇な時読んで頂けると幸いです！ (2021年8月15日 17時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - リカさんフォロー出来ました！Twitterの方では、ちょこちゃんと申します(^^)何度も聞いてしまい申し訳ありません。フォローさせていただきました。よろしくお願いいたします。 (2021年8月15日 17時) (レス) id: 3b937903f4 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - ゆりさん» ID打ち込んだ後キーボードの『開く』を押す前に『@_Rika012_05さんを表示』と出てくる筈です…！説明が拙くて申し訳ないですがやってみてください…！(＞人＜;) (2021年8月15日 17時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2021年6月5日 10時
