♯ ページ32
知念side
知「…ビックリした。何あれ」
帰って来たと思ったら僕らに八つ当たり？
自分だって明日オフじゃん。
言い返す言葉はいくらでも思いつくが、
その相手は既に2階に上がって行ったため叶わない。
伊「相当疲れてたんだねぇ」
知「でも八つ当たりとか僕好きじゃない。
ねえ涼介、………涼介？」
隣に座っていた涼介を見ると、
前屈みの体勢で胸を押さえていた。
伊「どうした？」
涼「…っいや、ちょっと……痛くて…。
ビックリしたからかも、」
伊「大丈夫？」
伊野ちゃんが涼介の背中を摩る。
涼「……いきなり大っきい声出されるの、慣れてなくて…」
知「…思い出しちゃった？」
涼「…ん。でもっさっきのは多分俺がうるさくしたから、」
知「でも涼介悪くないよ」
だってあれはどう見たって八つ当たりだし。
それに涼介に意味もなく怒鳴りつけるなんて僕らの中じゃご法度だ。
涼介の過去、性格を知っているなら尚更ね。
育児放棄されて、理不尽に怒鳴られて、虐待されてきた涼介の過去。
その痛みは僕らには計り知れないけど、
理解して寄り添わなきゃいけない。
元々今日は具合が悪かったのに、朝よりも顔色が悪くなった。
伊「今日はもう休もっか？元々そんな体調良くなかったんだし」
涼「…うん。もうゲームやんない、」
知「本当に気にしなくていいんだからね」
涼「……ありがと」
伊野ちゃんに連れられて涼介は2階へ。
僕も行くけどね。
でも涼介と伊野ちゃんの部屋には入らずに大貴がいるであろう部屋に向かう。
大貴に言いたい事があるからね。
場合によっちゃ、暫く大貴を涼介の側に置いてやんないんだから。
『涼介今日体調悪かったんだよ？大貴みたいに毎日朝から晩まで仕事詰めで漸く出来たオフだったのに、ほぼ1日寝込んでたんだよ。
それでさっきゲームしてたら、何？八つ当たり？お陰で30分もしてないよゲーム。せっかくのオフだから僕らと遊びたいって言って楽しんでたのに。
自分は明日オフじゃん。涼介は今日しかオフが無いんだよ？
さっき大貴が怒鳴った所為でまた具合悪くなっちゃったんだから。イライラを僕らに、特に涼介にぶつけないでよ。
…意味分かるよね？
涼介に謝らなかったら、許さないからね』
言葉をつらつらと並べて、言ってやった。
ここまで言って何もしなかったら本当に許さない。
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ciaociao(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにお待ちしてますね。 (2020年6月1日 20時) (
レス) id: bf965fb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - ciaociaoさん» リクエストありがとうございます！私も小さいverまた書きたいと思っていたので下書き完成次第お話にぶっこもうと思います(*^_^*) (2020年6月1日 10時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
ciaociao(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。リクエスト、に入るのかわかりませんが、小さい涼介くんのお話また読みたいです。 (2020年5月27日 11時) (レス) id: bf965fb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - paradeさん» リクエストありがとうございます！少々お時間頂きますが移行先の�イ能颪�せて頂きます！ (2020年5月26日 1時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
parade - リクエストよろしいでしょうかっ…？JUMP皆で海の撮影の際、山田くんが奥の方までスタッフさんに連れて行かれ、溺れてしまう感じのお話お願いできますでしょうかっ…？助け役は泳げる人数名でお願い致しますっ…！ (2020年5月19日 15時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2020年3月13日 19時
