甘える度合い。 ページ29
涼介side
最近は個々の仕事が詰まっていて、家にいても中々全員と顔を合わせる事が出来ていない。
かく言う俺も雑誌取材や番宣の為の収録なんかが入っていて、少しだけ疲れていた。
ようやく休みが取れた日の朝、案の定今までの疲れが爆発し寝起きから体の怠さを感じた。
熱は無いが、体が重くて、頭がズキズキして、貧血なのかたまに視界が霞む。
知「涼介〜？」
涼「…ん、ちねん」
部屋に入ってきた知念。
あれ？知念仕事じゃないっけ？
知「何で僕が家にいるのか気になる？
舞台稽古延期になったんだ、だから休み。
伊野ちゃんも家にいるよ」
涼「…そーなんだ…」
知「ていうか具合悪い？」
涼「…………」
知「涼介？」
涼「………ちねん…きて、」
ベッドから起き上がれなくて、知念に手を伸ばす。
すぐに近寄ってきてくれた知念は、俺の頭に手を当てたり、下瞼を捲ったりして、まるでお医者さんのように診察を始めた。
知「貧血かなぁ…。頭は痛い？」
涼「いたい」
知「疲れが出ちゃったのかもね。ゆっくり寝てな？」
涼「…した、いく…っ」
知「下行くの？寝てた方がいいよ」
涼「いやだっ」
知「もー……じゃあ伊野ちゃん呼んでくるから。ちょっと待ってて」
涼「いい…、起きる、」
知「ちょっ、急に動かないの、ねえ。
いのーーーーちゃーーーーーん！！！！！」
無理矢理体を起こすと不自然に体がグラグラする。
それでも、腕に力を込めて起き上がった。
ベッドから出ようとするとさすがに知念にと止められ、馬鹿でかい声で伊野尾ちゃんの名前を叫ぶ。
伊「どうしたのー？」
知「涼介止めて！具合悪い癖に動こうとするんだもん！」
伊「あらら…。山田さんよ、とりあえず一回寝ない？ベッドインしない？」
涼「俺下行くもん……」
知「貧血なんでしょ？治ってからにしなよ」
伊野尾ちゃんが来たことにより、2人がかりでベッドに寝かせられた。
肩を押さえられていて起き上がる事が出来ない。
涼「……ひどい」
伊「ハイハイ、そうだねぇ」
俺の扱いに慣れすぎている伊野尾ちゃんは、ヘラっと笑う。
…ムカつく。
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ciaociao(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにお待ちしてますね。 (2020年6月1日 20時) (
レス) id: bf965fb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - ciaociaoさん» リクエストありがとうございます！私も小さいverまた書きたいと思っていたので下書き完成次第お話にぶっこもうと思います(*^_^*) (2020年6月1日 10時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
ciaociao(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。リクエスト、に入るのかわかりませんが、小さい涼介くんのお話また読みたいです。 (2020年5月27日 11時) (レス) id: bf965fb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - paradeさん» リクエストありがとうございます！少々お時間頂きますが移行先の�イ能颪�せて頂きます！ (2020年5月26日 1時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
parade - リクエストよろしいでしょうかっ…？JUMP皆で海の撮影の際、山田くんが奥の方までスタッフさんに連れて行かれ、溺れてしまう感じのお話お願いできますでしょうかっ…？助け役は泳げる人数名でお願い致しますっ…！ (2020年5月19日 15時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2020年3月13日 19時
