♯ ページ23
胸の内のモヤモヤは時間が経つにつれて薄れていった。
何回か記者の人に話しかけられたり、ファンの人の出待ちがあったりしたけど。
それでも至って平和な日々が続いていた。
涼「薮ちゃん買い物付き合ってくれてありがと」
薮「一緒に行くって約束したんだし、いいよ」
久々のオフ、そして珍しく体調が絶好調なこの日に薮ちゃんに買い物に付き合って貰った。
いつもオフの日に溜まってた疲れが爆発して体調崩すからな。
俺の手には御目当ての商品の紙袋が。
薮ちゃんの手には光くんに頼まれた食材が入った袋。
薮「車どこ置いたっけなぁ」
涼「こっちだよ」
薮「あとは帰るだけでいいの？」
涼「うん。もう満足。帰って二宮くんとゲームしなきゃだし」
薮「そっか」
駐車場に止めた車まで他愛もない話をして歩く。
あそこら辺に止めたよなぁ……あれ？人がいる。
薮「涼介、待って」
涼「え？何？」
薮ちゃんに腕を後ろに引っ張られて立ち止まる。
俺の前に立った薮ちゃんは低い声で「何でココにいるんだよ」と言った。
「お久しぶりです！山田さん、薮さん」
涼「………え、この声って…」
思わず前に立つ薮ちゃんの服を握る。
恐る恐る背中から顔を覗かせると、
そこには予想通りの人物がいた。
涼「……マネージャー…」
新人「もうマネージャーじゃないんすけどね」
薮「お前、何でココにいんの？その車、俺らのだって分かってたんだろ。何、つけてたって訳？」
新人「薮さん、そんな睨まないで下さいよ」
薮「俺らに二度と近づかないっていう約束だろ？
保釈されたとはいえ、まだ裁判も残ってる身なのに自分の首絞めてんの分かる？」
新人「そうなんすよ！僕まだ裁判あるんすよね。
ホント、大変なんです。
僕がどれだけ苦労してるか分かります？
分かるわけないっすよね、芸能人サマには」
涼「………」
何、言ってんだ…？
新人「山田さんの所為で大変な思いしてるってことっすよ！分かります？
ずっと薮さんの後ろに隠れてますけど」
涼「っ」
薮「涼介、大丈夫だから」
マネージャーに名指しされ大袈裟に体がビクつく。
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ciaociao(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにお待ちしてますね。 (2020年6月1日 20時) (
レス) id: bf965fb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - ciaociaoさん» リクエストありがとうございます！私も小さいverまた書きたいと思っていたので下書き完成次第お話にぶっこもうと思います(*^_^*) (2020年6月1日 10時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
ciaociao(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。リクエスト、に入るのかわかりませんが、小さい涼介くんのお話また読みたいです。 (2020年5月27日 11時) (レス) id: bf965fb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - paradeさん» リクエストありがとうございます！少々お時間頂きますが移行先の�イ能颪�せて頂きます！ (2020年5月26日 1時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
parade - リクエストよろしいでしょうかっ…？JUMP皆で海の撮影の際、山田くんが奥の方までスタッフさんに連れて行かれ、溺れてしまう感じのお話お願いできますでしょうかっ…？助け役は泳げる人数名でお願い致しますっ…！ (2020年5月19日 15時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2020年3月13日 19時
