♯ ページ20
薮「さー帰ろうぜ」
薮の一声に全員移動を始める。
その間も俺は山田に話しかけるが、
返ってくる言葉は辛辣なものばかり。
知「伊野ちゃんやらかしたね」
大「アイツの心のシャッターは重いからなぁ」
伊「えー…、俺と山田の仲良しアピールだったんだけどな」
裕「恥ずかしがってるだけだよ。本気で怒ってはないから。
だって仕事行く前、山が伊野尾くんのためにってご飯作ってたんだよ」
伊「へ？」
俺のご飯あんの？
てっきり昼の残りか、無いかのどっちかだと思ってたんだけど。
裕「あとねー、ほんとは朝ご飯作るつもりだったんだって。
で、寝過ごしちゃった自分にイラついてた時にあの写真見たから、余計にイライラしたんじゃない？」
伊「ほぅ…」
て、ことは半分は俺の所為じゃなくね？
あ、いや。
朝起きかけた山田を寝かせたの俺だ。
じゃあ俺が悪いか。
いや、朝ご飯作ろうとしてたなんて…、
伊「健気！！山田可愛いじゃん！」
涼「うっせー！黙れキノコ！！」
光「お前ら早く車乗れっての！」
高「置いてくぞー」
《AM1:00》
家に帰ってきたのは22時半頃で。
そこから順番にお風呂に入ったり、ご飯を食べたりしていたらあっという間に日付を超えてしまった。
自室に入ると、山田のベッドが膨らんでいる。
伊「ご飯ありがとう。ごちそうさま」
寝ているだろうけど、声をかける。
起きていたとしても、きっと反応してくんないんだろうけど。
涼「来週は絶対に朝ご飯作るからな」
あ、起きてた。
伊「いいよ無理しなくて。俺だって簡単なのは作れるし」
涼「違うの。俺は一緒にご飯食べたいの」
伊「え？」
涼「…1人で食べんの、寂しいじゃん」
山田の言葉に不覚にもキュンときてしまった。
ナチュラルにそうやって可愛いことすんのよね、うちのエースは。
女子力高すぎか。
伊「ありがとう」
涼「…うるさい」
伊「今日はギューってして寝なくていいの？」
涼「しない。勝手に寝てろバカ」
自分のベッドに入るといつもより寒く感じて、布団を首元まで引っ張った。
寒っ。俺、今日寝れるかな…。
なんて心配を抱きながら目を瞑った。
こんな感じに俺の1日は終わりを告げた。
fin.
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ciaociao(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにお待ちしてますね。 (2020年6月1日 20時) (
レス) id: bf965fb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - ciaociaoさん» リクエストありがとうございます！私も小さいverまた書きたいと思っていたので下書き完成次第お話にぶっこもうと思います(*^_^*) (2020年6月1日 10時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
ciaociao(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。リクエスト、に入るのかわかりませんが、小さい涼介くんのお話また読みたいです。 (2020年5月27日 11時) (レス) id: bf965fb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - paradeさん» リクエストありがとうございます！少々お時間頂きますが移行先の�イ能颪�せて頂きます！ (2020年5月26日 1時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
parade - リクエストよろしいでしょうかっ…？JUMP皆で海の撮影の際、山田くんが奥の方までスタッフさんに連れて行かれ、溺れてしまう感じのお話お願いできますでしょうかっ…？助け役は泳げる人数名でお願い致しますっ…！ (2020年5月19日 15時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2020年3月13日 19時
