♯ ページ32
伊「えー何で高木の方行くのさ。俺が悪いの？」
涼「悪くないけど…怖いし伊野尾ちゃん」
伊「怖くないよ！こっちおいでよ山田〜」
涼「いや。単純に俺、雄也の方が好きだし」
伊「クソッ……高木め…」
高「俺に敵意向けないでよ。
山田、熱測って」
体温計を渡され脇に挟めている間に、ブランケットで体を包まれる。
雄也にもたれ掛かると、拒否される事なく腕が俺の肩に回る。
伊野尾ちゃんもいつの間に移動したのか俺の隣に座ってきた。
雄也と伊野尾ちゃんの間にいる俺。
何この状況。
涼「…ん。鳴った」
高「…ちょっと高いな。横にならなくて大丈夫？」
涼「大丈夫。まだちょっと気持ち悪いから座ってた方がいい」
高「そっか。冷えピタ持ってくるよ」
雄也が立ち上がり、俺の左隣が寂しくなった。
右には伊野尾ちゃんがいるけど、ケータイをいじっていて本当にただ隣にいるだけって感じだ。
そんな伊野尾ちゃんの腕の間を潜って、対面になるように膝の上に座る。
伊「ほぇ？どうした？」
涼「別に」
伊「そっか」
気にする素振りもなくケータイいじりを再開した。
ブランケットと人肌の温かさにウトウトとしてくる。
涼「…んっ、冷た」
高「冷えピタだよ、ごめん。ほら寝とけ」
伊「てかご飯は食べなくていーの？」
涼「アイス食べたい」
伊「高木ぃ、アイスだってさ」
高「はいはい」
雄也にアイスを持ってきてもらう間に、俺はベストポジを獲得すべく伊野尾ちゃんの膝の上でもぞもぞと動く。
伊「あんま動かないで、痛い」
涼「寒いんだもん」
伊「寒いのにアイス食べるなよ、ばーか」
馬鹿とか言いつつブランケットを掛け直してくれるし、
腕に力を入れてグッと引き寄せてくれる。
涼「…ふふっ、伊野ちゃん優しーね」
伊「男同士でこんな密着してんのもどうかと思うけどねぇ。B Lかよって」
涼「…？…それなに、」
伊「知らなくていいです。知ったら最後、俺が薮にボコられる」
高「アイスどれがいい？」
伊「あ！俺バニラ」
涼「え、待てよ。俺もバニラが良い！」
伊「イチゴあんじゃん。そっちにしなよ、期間限定だよ？」
涼「えぇ…悩むな…」
高「イチゴにしなよ。バニラはまだストックあるんだし」
涼「んーじゃあそうする」
俺ってば期間限定って言葉に弱いんだよなぁ。
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アイノア・リカ(プロフ) - いもさん» リクエストありがとうございます！少しお時間頂きますがお待ち下さい！(*^^*) (2020年3月14日 22時) (
レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - さくらさん» リクエストありがとうございます！少しお時間頂きますがよろしくおねがいします！(*^^*) (2020年3月14日 22時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - ハニーさん» お久しぶりです！ありがとうございます！(*^^*)山田くんが仕掛人側のドッキリ面白そうですね！！絶対書きます！(*^^*) (2020年3月9日 15時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - おちびさん» リクエストありがとうございます！更新まで今暫くお待ち下さい(*^^*) (2020年3月9日 15時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - らんさん» リクエストありがとうございます！更新まで今暫くお待ちください(*^^*) (2020年3月9日 15時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2020年2月6日 14時
