♯ ページ28
その日の深夜。
息苦しさで目が覚めた。
涼「ケホッケホッ…はっ、けほっ」
何だこれ、おさまんねえ…。
ずっと喉にタンが詰まっている感じ。
咳が止まらならなくなる。
体を起こして前屈みになる。
いくらか楽になったが、それでも呼吸は苦しい。
涼「ゲホゲホッ、」
夜や朝方に咳が出ることはあったが、
今みたいに止まらなくなる事は初めてだった。
咳する度に二酸化炭素を吐き出す訳で、
息を吸おうと思うが咳が邪魔をする。
涼「ケホッ、はぁっ…、」
伊「大丈夫？」
涼「いのっ、ヒュッ、ちゃ…ゲホゲホッ！」
伊「あー喋んなくて大丈夫だから。
苦しいな。落ち着いて、ゆっくり息吸って、」
涼「んっ、けほ…っ、」
伊野尾ちゃんが声をかけながら何度も背中を摩ってくれる。
涼「…けほっ…大分楽になった、ありがと…」
咳はまだ止まらないけど、焦って出来なかった呼吸も今は正常に出来ている。
伊「大丈夫そう？」
涼「…ん、ごめん…めざまし出るのに…、」
伊「早起きは慣れてるからいーよ」
時計を見ると朝の3時で。
いつもならこの時間まで寝れた筈なのに、
俺の咳の所為で申し訳ない事をしてしまった。
伊「薮に言っとくから、今日は病院行って来な？
山田も午前はオフでしょ？」
涼「……うん」
伊「大丈夫。悪い病気とかじゃないから。
今寝れそうなら寝ときなよ」
涼「…うん」
ベッドに横になると、やっぱりちょっとだけ息がし辛かった。
それでも多分、伊野尾ちゃんがずっと傍に居てくれてたんだと思う。
その安心感に浸って、案外あっさりと夢の中に落ちる事が出来た。
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アイノア・リカ(プロフ) - いもさん» リクエストありがとうございます！少しお時間頂きますがお待ち下さい！(*^^*) (2020年3月14日 22時) (
レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - さくらさん» リクエストありがとうございます！少しお時間頂きますがよろしくおねがいします！(*^^*) (2020年3月14日 22時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - ハニーさん» お久しぶりです！ありがとうございます！(*^^*)山田くんが仕掛人側のドッキリ面白そうですね！！絶対書きます！(*^^*) (2020年3月9日 15時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - おちびさん» リクエストありがとうございます！更新まで今暫くお待ち下さい(*^^*) (2020年3月9日 15時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - らんさん» リクエストありがとうございます！更新まで今暫くお待ちください(*^^*) (2020年3月9日 15時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2020年2月6日 14時
