♯ ページ23
知「はい涼介ソファに連行〜」
涼「いや、あの、」
知「何？その顔で大丈夫とか言うの無しだよ？」
薮「とりあえず熱測ろうか」
俺がかなりの頻度で体調を崩すからもう慣れたのか、
物凄くテキパキと動き出す。
ソファに無理やり座らされ、とりあえず温かくしろとブランケットを渡され、体温計も渡される。
涼「…っ、本当に大丈夫だから！」
ていうか俺は一刻も早く隠蔽工作をしたいのに！
強行突破だ！
と勢い良く立ち上がると、視界が歪んだ。
知「ほら〜フラフラじゃん」
高「大丈夫か？」
涼「…だい、じょぶ。………っ…！」
また襲ってきた吐き気。
喉まで出かかったが、息を止めてグッと堪え急いでトイレに向かう。
便器に顔を寄せると同時に溜めていたものが一気に溢れ出てきた。
涼「…え゛ほっ……ぅっ…」
出てくるは液状のもので。
喉を通る時にズキッと痛む。
大「大丈夫か？」
涼「っ、大丈夫…、」
出てきた声は思った以上に掠れていて。
お腹が気持ち悪くて怠さが倍増するし、喉が痛いし、早くベッドを片付けたいのに思うように体が動いてくれない。
不安や焦りとか色んな感情が入り乱れて、
勝手に涙が出てくる。
トイレ前で待っていた大ちゃんと一緒にリビングに戻ると、
待機していたみんながすぐに近寄って来た。
薮「ほら、体調悪いのに我慢しないでよ」
高「ベッドで寝る？部屋まで連れてくよ？」
涼「…ぁっ、いや…部屋は、ちょっと…」
高「ん？」
涼「…………さっき、ベッドで吐いちゃって…。
だから、俺、片付けたかったのに…っ」
みんなが引き止めるから…っ。
ぶわっと溢れ出て来た涙を見られないように下を向く。
大「やーまだ。言ってくれればよかったのに」
涼「…っ…」
大「俺らで片付けるから、君は寝てなさい」
涼「…いい！俺やるから！」
薮「ダメ。涼介は気にしなくていいの。
ソファで知念が待ってるから、座ってな？」
高「こういう時でも、俺らのこと頼っていいんだよ？」
雄也の言葉に顔を上げると、優しい顔で俺を見ていた。
頬を伝う涙を拭ってくれて、俺の手に持っていたゴミ袋を持って2階へ上がって行った。
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アイノア・リカ(プロフ) - いもさん» リクエストありがとうございます！少しお時間頂きますがお待ち下さい！(*^^*) (2020年3月14日 22時) (
レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - さくらさん» リクエストありがとうございます！少しお時間頂きますがよろしくおねがいします！(*^^*) (2020年3月14日 22時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - ハニーさん» お久しぶりです！ありがとうございます！(*^^*)山田くんが仕掛人側のドッキリ面白そうですね！！絶対書きます！(*^^*) (2020年3月9日 15時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - おちびさん» リクエストありがとうございます！更新まで今暫くお待ち下さい(*^^*) (2020年3月9日 15時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - らんさん» リクエストありがとうございます！更新まで今暫くお待ちください(*^^*) (2020年3月9日 15時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2020年2月6日 14時
