♯ ページ20
裕「山、ご飯食べよ？」
涼「……ん…」
おかゆを温めて持ってくると、
山田はイヤイヤと首を横に振った。
光「ほら口開けて？」
涼「……くま」
光「…ん？くま？」
涼「…くまが、食べたいって」
光「あー……えーっと、ね？くまは食べられないよ？」
涼「んー！」
光「おわっ」
くまが俺の顔面目掛けて飛んでくる。
邪魔すんなよくま！
裕翔「山のために光くんが作ってくれたんだよ？
美味しそうでしょ？食べよ？」
涼「…ゆーてぃ…」
裕「ん？」
涼「…きょう、ぶさいく」
裕「どうしよう山田くんと会話が成り立たない事件が発生してます。
そして僕のダメージがデカいです」
胸を押さえて大袈裟にリアクションする裕翔。
その姿に山田は顔を真っ赤にしながらケラケラ笑っている。
光「どうしよう…食べてくれないや」
裕「ゼリーなら食べないかな？」
光「あ！それいいかも！」
確か冷蔵庫にあったはず…！
冷蔵庫にあったゼリーにこっそり薬を混ぜて持って来た。
それをスプーンですくって山田の口元に持って行くが、拒否されてしまう。
何度か繰り返していると段々と拒否の仕方が弱まってきた。
それと同時進行で、山田の顔色はどんどん悪くなっていく。
涼「……ぅっ…」
光「しんどいよなぁ？泣くな泣くな」
裕「山こっちおいで？」
ご飯食べて欲しいけど…、泣き出してしまった山田を宥めるので精一杯になってしまった。
一緒に暮らしてきてこんな高熱を出すのは初めてで、
きっと山田は今相当辛いはず。
布団に山田を寝かせて、冷えピタを貼り替え、氷枕を敷き、掛け布団も追加した。
涼「…はぁっ……あたま、いたい……っ」
光「痛いよなぁ。もう泣くなって」
涼「ひかのっ…ご飯、たべたい…、」
光「無理しなくていいよ。後で食べな？
今はさ、寝た方が楽だよ」
涼「…ごめんね」
痛みのおかげもあってなのか、普通に会話が出来る様になった。
それでも顔色は最悪だし、熱は上がりっぱなしだし、辛そうなんだけどね。
少し乱れた布団を直し、お腹あたりをリズム良く叩く。
これするとウチの甥っ子は即寝るし。
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アイノア・リカ(プロフ) - いもさん» リクエストありがとうございます！少しお時間頂きますがお待ち下さい！(*^^*) (2020年3月14日 22時) (
レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - さくらさん» リクエストありがとうございます！少しお時間頂きますがよろしくおねがいします！(*^^*) (2020年3月14日 22時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - ハニーさん» お久しぶりです！ありがとうございます！(*^^*)山田くんが仕掛人側のドッキリ面白そうですね！！絶対書きます！(*^^*) (2020年3月9日 15時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - おちびさん» リクエストありがとうございます！更新まで今暫くお待ち下さい(*^^*) (2020年3月9日 15時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - らんさん» リクエストありがとうございます！更新まで今暫くお待ちください(*^^*) (2020年3月9日 15時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2020年2月6日 14時
