幼馴染みに付いた虫［ 黄 × 青 × 緑 ］

《抵抗》 ページ4

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「ただいまぁ」


「お帰り章ちゃん！」




玄関から聞こえた章ちゃんの声に飛び込んでいく。




「あんなぁ章ちゃん聞いて今日なぁ！」


「亮ちゃんただいま〜」


「なんや御前も一緒か」


「うわ。亮ちゃん俺に対して冷たすぎるわぁ。いつまでそのツンツン続くね〜ん」


「は？うっさい黙れ呆け」




折角 章ちゃん帰ってきてテンション上がったのに御前の所為で苛々するわ。




「まぁまぁ。それで亮、何があったん？」


「え？」




俺何か言ったっけ？




「今何かしゃべりかけてたやん」




……あー、せや！彼奴の所為で忘れてもうてた！




「就職決まってん！」


「ほんまに！？やったやん！」


「はや！俺なんて今のバイト探すのに1か月もかかったのに！」


「それはたっちょんが時給ばっかり気にしてるからやろ？」




こっちに来てはや一週間。


たったの一週間で仕事見つけてもうてるなんて、流石 俺やわ。




「おめでとう。大変やろうけど頑張ってなぁ、亮」




ふわぁ、って可愛く笑う章ちゃんに、ますますやる気が出る。




「うっわぁ、亮ちゃん顔気持ち悪いで」




御前に言われたない。



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ラッキーパーソン

知念侑李

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