新ダチ☆祥吾くん ページ9
＊
祥吾バレー部入るってよ。おっしゃー、初心者でも祥吾ならすぐ俺……とまではいかないがレギュラー入れるレベルにはなるだろ。
いつかマコちゃんと傑くん、俺とカルマ、そしてそこに祥吾を入れてバレーが出来たら絶対楽しいだろーなぁ。
オラわくわくすっぞ！
「新入生代表挨拶。新入生代表、赤羽業」
「はい」
おや、いつの間にかカルマの挨拶の時間になっているではないか。アイツなんて人の良さそうな表情してんだよ。絶対作っていやがる。
「なあ祥吾祥吾」
「ん？」
「あの新入生代表俺のダチなんだけどさ、アイツもバレー部よ」
「へー、あのいかにもな優等生様も同じ部活か」
「あ、ちょっと嫌になったろ？ 大丈夫だって。アイツ、今めっちゃ猫被ってるから。アイツの本性ヤベェよ、マジで。ゲス、クズ、ドS」
「お前仮にもダチなんだよな？」
「おうよ。でもガチなんだって。祥吾もアイツと付き合えばわかるぜ」
「ふーん」
よかった。ちょっとはカルマとも仲良くやれそうだ。コイツ優等生とかいい子ちゃん嫌いそうだもんな。
「＿＿以上。新入生代表、赤羽業」
ブラボー！！ ごめん話聞いてなかったけど、ブラボー！！ 拍手は誰よりも激しくしといたよ。
「手のひらいってぇ。強く叩きすぎたわ」
「お前バカだろ」
「失礼な。俺は馬鹿ではない。天才と呼んでくれたまえ」
「いや、バカだな」
何度もバカバカ言うんじゃねぇ。俺の心だってそう頑丈じゃねーんだよ。
それに俺はお前よりは勉強が出来ると確信している！ 故にお前よりは馬鹿ではない！ 閉廷！
長かった入学式も終わり、退場の時間となる。あー長かった長かった。寝ずに済んでよかった。
「あ、おい。見ろ」
「あん？ どこだよ」
「あのピンクの髪の女の子」
「あー、アイツか」
「あの子……顔も然ることながら、胸がめちゃくちゃデカい」
「ホントだ。かなりの巨乳だぜおい」
「中一にしてけしからんな」
いや、待て、俺は変態ではなかったはずだ。そう、俺は健全な男子中学生です。(前世の記憶もち転生者)
「ん？ あのちっこい赤髪……」
「なんだよ、男じゃねえか」
「アイツがリムジンから降りるところを見たぞ。金持ち坊ちゃんだぜクソがよ」
「金持ちか、クソ喰らえ」
「祥吾も大概口がわりーな」
俺も口は悪い方だがな。なんにせよ俺と祥吾は気が合いそうだ。
＊
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イカ - 初コメです！ 大好きなキャラクター達が仲良くしていることがとても嬉しいです！続きを気長に待っています。応援してます！ (8月1日 21時) (
レス) @page15 id: f330a14976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨルバ | 作成日時：2023年7月23日 22時
