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ハッとして周りを見渡せばいつの間にか
ラウールと向井を7人が囲んでいた。
その隙に向井の蹴りがラウールの腕に入り、
地面に伏せた。
ru「いつの間に、」
sk「割と前から居たよ〜ん！
ちなみに日も昇ってるから終了ね」
ru「…あ」
目が慣れてきただけだと思っていたのに。
傍に転がる刀に反射する光が残酷だ。
この2時間、何も出来なかった。
dt「泣くなよラウール」
グ、と唇をかんで堪える。
それでも大粒の涙はぼろぼろ溢れて止まらない。
dt「達磨の力を手に入れただけじゃ、
強くなれないんだ。
お前はそれをわかっていたから、
特訓を照に頼んだんだよな？」
ru「…うん」
dt「焦らなくていいんだ。
お前に今日、1人で8人を、
と言った意味がわかるか？」
意味なんて、考えてなどいなかった。
dt「…そんなの、無理だからだよ」
ru「無理？」
dt「そう。だって俺ら鬼何体討伐してると思ってるの。ていうか俺でも無理だわ。
こいつら2時間でぶっ飛ばすの」
よく分からない。
なんでそんな無茶な特訓を、
ab「頼ってもいいってことだよ」
溢れるように零れていた涙が止まる感覚。
ab「俺が言うのもね、あれだけど。
みんな助け合ってんだよ、ずっと」
fk「そーだよ！ラウールも助けてくれたでしょ？」
1人で出来るようにならないと行けない
そう焦って周りも見えなくて
日が登ったことにすら気づけなくて
自分ができないことは
周りが助けてくれる。
だから自分は自分なりに
出来ることを伸ばしていけばいい。
そういうことだった。
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名無し - 突然のコメント失礼いたします。こちらの作品がパクられているのではないかと思います。お節介と承知の上ですが、良ければ作者様の目でご確認いただければと思います。こちら、作品のURLです。https://uranai.nosv.org/u.php/novel/srmj1191156/ (2020年12月23日 6時) (
レス) id: c6c4969a03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たそ
| 作成日時：2020年12月7日 16時
