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山の中は空気が薄い。
そして日野昇っていない時間は
たださえ暗いのに
追い打ちをかけるような霧が邪魔をする。
走っても走っても、
みんなを見つけることすら出来ない。
こんなんじゃダメだと
一旦立ち止待って考える。
全神経を研ぎ澄ませる。
聞こえるのは自分の呼吸と心拍音だけ。
僅かに聞こえた布が摺れる音。
…後ろ！！！
練習用の刀で振り向きざまに切りつけた。
kj「おっ、と！見事やけど当たっとらんで」
ru「分かってる！そんなの分かってる！」
笑みを浮かべながら軽々と避ける向井。
その笑みに自分の無力さを
改めて見せつけられたようで焦りが募る。
「ラウール」
凛とした声に無我夢中で刀を振る手を止める。
見上げれば、普段とは格段に雰囲気の違う深澤が見下ろしていた。
fk「深呼吸して。一旦落ち着きな」
どくどくと早い脈。
上がる息、乾いた唇、湿った掌。
ゆっくり、ゆっくり深く、
大きく息を吸う。
ru「お願いします」
kj「おう、来い」
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名無し - 突然のコメント失礼いたします。こちらの作品がパクられているのではないかと思います。お節介と承知の上ですが、良ければ作者様の目でご確認いただければと思います。こちら、作品のURLです。https://uranai.nosv.org/u.php/novel/srmj1191156/ (2020年12月23日 6時) (
レス) id: c6c4969a03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たそ
| 作成日時：2020年12月7日 16時
