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頭痛は日を追う毎にキツくなっていく。
薬でも治らない日もあれば、一瞬で治る日もある。
その薬でも治らない日は、どうか1人の時にと
願うばかりで。
雑誌の撮影の待機部屋で本を読んでいれば、
肩を後ろからトントン、と二回叩かれて
後ろを振り返ると心配顔の目黒が
口をハクハク動かしていた。
ああ、そうだ。今日は耳も…
最近やっとマシになってきたと思ったんだけどなあ。
ぼーっとしていたらまた肩を叩いてくれて、
口をゆっくり動かしながら
『具合、悪いの？』と聞いてくれた。
悪くないと首を振ったところで
まるでセンサーが付いているかのように
人の変化に敏感な目黒には通用しないから、
「ちょっとだけね」
そう言って、笑って見せた。
でもその間も頭はガンガンするし、
耐えられているのが不思議なくらい痛い、
気持ち悪い。
脇とか膝裏とか首から変な汗が出てきそう。
『少し寝ます？』
俺の顔を覗き込んで犬みたいな顔をして言う。
なんか可愛いな、やっぱり年下なんだよなこいつも。
急に母性？みたいなものを感じて、
整えられた髪を崩さないようにそっと撫でれば、
居心地が悪そうに目を彷徨わせていた。
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ゆーり - このお話が面白くてもう2回目です！ 他の話も読んでみたいです！ (2022年11月7日 16時) (
レス) @page28 id: 843b8d5514 (このIDを非表示/違反報告)
huuto(プロフ) - それ、雪達磨に殺らせてくださいの小説、パスワードかかってます。見たいんですがどうすればいいですか? (2021年1月9日 21時) (レス) id: b8e244ff6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たそ
| 作成日時：2020年12月6日 22時
