1.達磨さんが転んだ ページ1
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列車の中に響く衝撃音。
揺れ、煙、悲鳴、急停車する列車。
なんて事のない祝日に、旅行にでも行こうじゃないかと列車に乗り込んだ乗客たちは、
所謂「平和な日常」からの変わりように
押し合いながら、自らの命と大切なものの命を守るために人々は安全な場所を求めて逃げ惑う。
その乗客たちを見送りながら、
腕を組み四人席で未だに談笑する四人の男。
「えー、まさかの鬼？」
「だろうなァ、んもー休みの日くらいゆっくり観光させろっての…はい、岩本さんストーップ。チョコを持つ手を置いてくださーい」
「るせーな、食いながらでも戦える」
「はいはい、喉詰めないでね…って待って、今日多くない！？鬼の数半端なくない！？」
「ふっかさん今日うるさいわ…」
「え！？え！？」
隣の車両から雪崩れ込んでくる鬼。
そりゃこんな量の鬼が出てきたら逃げたくもなるわなあ、とチョコを食べながら岩本と呼ばれた男は思う。
「ねえふっか！あれ殺っちゃっていい！？いいよね！？」
「うん、あのね、そういうのは敵の数考えてから言おうね！！三十六計逃げるに如かずって考え方覚えておいて！！」
小柄な男が腕をブンブン振り回し、
キラキラと目を輝かせながら対峙しようとするのを止めるふっかと呼ばれる男。
そして「もうええて」と呆れながら苦笑する関西弁。
「いいから行くぞ」
岩本の言葉に
はあ、と深澤と向井はため息をつき、
佐久間は笑みをこぼしながら、
ふう、っと
手のひらに息を吹きかける。
すると、たちまち彼らの手にはそれぞれの
武具が握られ、
ラフな服装は黒い詰襟の隊服に変わり、防御性の高い特殊な美しい羽織りが重ねられていた。
彼らの姿を見れば誰もがこう口にするであろう。
─────ヒーローだ
と。
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望星(プロフ) - はじめまして！スノも某鬼を滅するアニメも大好きなので、読んでてとても楽しいです！ (2020年12月7日 19時) (
レス) id: dc207fb4a2 (このIDを非表示/違反報告)
みすあ - こちらこそすみません！またタイミングがあればリクエストさせていただきたいです！ (2020年11月30日 20時) (レス) id: 985872b474 (このIDを非表示/違反報告)
たそ(プロフ) - みすあさん» 申し訳ございません、リクエストは昨日の20:00までの締切とさせて頂きました。もし、また機会があれば募集しようと思っておりますのでその際によろしくお願いします！期限が短くて申し訳ありません。 (2020年11月30日 20時) (レス) id: 01b6d17915 (このIDを非表示/違反報告)
みすあ - 初めまして。いつも楽しく拝見させていただいてます！リクエストお願いします。紫くんと緑くんの共闘のお話をお願いします。二人で無双する感じが欲しいです(？)これからも頑張ってください！応援しています！ (2020年11月30日 19時) (レス) id: 985872b474 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - 初めまして。楽しく拝見させていただいております。リクエストですが、阿部くんの過去のお話と、めめあべで何かやって欲しいです。簡易的なリクエストですみません。これからも頑張ってください！応援しています！ (2020年11月29日 19時) (レス) id: f72e4c62b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たそ
| 作成日時：2020年11月15日 13時
