検索窓
今日:7 hit、昨日:2 hit、合計:230,194 hit

20 心がモヤモヤするよ ページ19

.






「うわぁ、これは折原くんもっと人気になっちゃうね...」

「...うん、」




理恵のその言葉を聞いた途端、心がモヤッとして、消すはずのセンラへの気持ちが顔をだした。、、、、最近多いなぁ。


今も尚、辺りの女子達は顔を見合わせてセンラの事を話していて、時々彼に熱い視線を送っている。




センラ以外に目を向けたら、恋できるかもって思っても、やっぱりいつの間にかセンラに目がいっている。そんな事を考えていると、なんか違うモヤモヤも現れて来て、頭がスッキリしない。



さっさと楽になりたいのに、

こんな恋終わらせたいのに、




吐き出せない真実の気持ちと、体が拒む偽りの気持ち。それらがお腹の鍋でぐるぐるとかき混ぜられて、気持ち悪い。





それら諸々取り除きたくて、頑張って明るく振る舞う。それしか私には出来なかった。




「バスケ部から見てどうだった?」

「この試合バスケ部の先輩見てたら、折原くんの事絶対引き抜くなぁ。」

「引き抜きなんてあんの?すご、」

「佑月もバスケ部に引き抜かれちゃうよ。」

「え、馬鹿にしてんの?」

「ごめんごめん。まぁ、佑月が頑張ってんのみんな知ってるから、大丈夫だよ。」

「そうかなぁ、ありがとう...」

「じゃ、帰りに約束のアイス食べに行く?」

「うん、いく!」

「ガリガリくんね。」

「え、ハーゲンでしょ?」

「今私金欠.....」






センラのことでも、バスケのことでも、モヤモヤしているの私を見兼ねたのか、理恵が空気を変えてくれて良かった。



でも、流石に気づいてないよね、









_______________









「センラがバスケやってたの知らなかったんだけど。」

「え、バスケなんて学生の頃授業でやったぐらいですよ?」

「じゃあ、今日のダンクは?」

「あー、ゴール前でふとやってみたいなぁって思って、やってみたら出来ちゃっただけですよ?かっこよかった?」

「............もうセンラとはバスケの練習しない。他の人に頼むから構わないで」

「え?ちょ、佑月さん、どこ行くん、行かんといて、なんで!おーい!!」

20 彼が煙草を吸う時は→←18 心がぽかぽかするよ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (476 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1223人がお気に入り
設定タグ:センラ , 浦島坂田船 , 歌い手
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あるじゃん(プロフ) - あいさん» あいさんご無沙汰いたしております。暖かいコメントありがとうございます、嬉しい限りです泣 長らくお待たせいたしましたが、今後ともよろしくお願いいたします!更新頑張ります。 (2021年4月11日 13時) (レス) id: 2f7ed6fc05 (このIDを非表示/違反報告)
あい - おかえりなさい!!これからも更新頑張ってください! (2021年4月10日 18時) (レス) id: dad9695123 (このIDを非表示/違反報告)
みね - 更新、頑張って下さい!めっちゃ楽しみです!!! (2020年7月30日 23時) (レス) id: 2329b8e021 (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - コメント失礼します…!!私が昔から読んでいた少女漫画と内容がそっくりで、めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2020年6月29日 7時) (レス) id: 29052aa6a9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 本当ですか…?良かったです…文才足りんと悩んでいたので… (2020年5月13日 21時) (レス) id: b5c026bc9f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あるじゃん | 作成日時:2019年11月25日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。