29:『心』 ページ32
優「・・・此奴さまず服着てねーし、精神的に傷付いてるし、ミカの事が知ってそーだから生かしてやってくれないか」
ヘラッとした顔でAの前に立つ
その後ろ姿はミカに重なるような背中だった
君月「何言ってるんだ優！そいつは…」
優「吸血鬼、知ってる。けど、家族(ミカ)の家族(A)を殺したらミカが悲しむだろ！」
口元をニッと開けて笑う
太陽の光みたいな人間
けれど瞳の奥には復讐の炎で燃えている
与一「そうだよね自分の家族の家族を殺したら嫌だもんねごめんね、えぇーっと…」
吸血鬼の名前を呼ぼうとしたが戸惑う
まだ自己紹介をしていないのだから
『わ、私の名前は…』
初めて口を開き話した声はとても通る美しい声で聞き惚れるものだった
名前を言おうとした瞬間シノアが両手を叩いた
シノア「裸は流石に嫌でしょうシャワーを浴びてから着替えて下さい私の服を貸します」
Aの様子を見て気にかけたのかシャワーへ案内する
そして何故かニヤリと笑う
シノア「ごめんなさいね男子諸君女の子の体を見てたかったのは仕方ないですがそんなにジロジロ見せ物にしたくないんです、それでは〜」
手をヒラヒラさせてAをシャワー室へ案内する
三葉は服を用意する
優「別な体なんてジロジロ見てないし‼」
君月「そこまで変態扱いみたいにされるとな…」
与一「目のやり場に困ったのは本当だけどね」
「「「はぁ…」」」
何故かため息をついた3人だった
・
シノア「右がシャンプーその隣がトリートメントでボディーシャンプーです」
シャワー室の仕切り越しから話すシノア
右を向けばうっすらと藤色の髪がぼやけて見える
左を向けば黄色い髪色がぼやけて見える
Aは慣れない環境に戸惑いながらも体を洗う
『(ミカ…今何してるだろ
優さんの事で一杯だったから私の事気にしてないかな
いない事誰が気付いてくれたかな
会いたいよ…)ミカ…』
無意識に出た言葉は鼻をすする音と一緒に無残に響いた
シャワーの音でかき消されたと思っていたが
シノアにはバッチリ聞こえていた
シノア「吸血鬼さん…」
シノアは思った
___吸血鬼にも心はある
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結女 - すみません,質問よろしいですか？ この際,聞いちゃいます ミカは,夢主ちゃんと優一郎君どっちが大切な人なんですか？ (2015年12月13日 17時) (携帯から) (
レス) id: fe5a9bba92 (このIDを非表示/違反報告)
冬獅子 - いえ、此方こそいきなりで失礼しました(苦笑) (2015年12月8日 22時) (レス) id: 03026b5adb (このIDを非表示/違反報告)
冬獅子 - お話読みました！いきなりで失礼ですが、一瀬中佐の名前は、紅蓮ではなくグレンですよ！ (2015年12月7日 23時) (レス) id: 03026b5adb (このIDを非表示/違反報告)
歩未@黒バステツ君・終わセラミカ、阿朱羅丸大好き(プロフ) - ミカに質問です。夢主ちゃんのどーゆーところが好きなんですか？ (2015年12月7日 22時) (レス) id: d80d27525f (このIDを非表示/違反報告)
結女 - 初めまして,私結女(ゆめ)と申します。 この作品面白いし,凄くﾄﾞｷﾄﾞｷします！ 更新頑張って下さいね (2015年12月5日 23時) (携帯から) (レス) id: fe5a9bba92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛夢瑠 | 作成日時：2015年11月29日 15時
