約束のキス 〜3〜

67:『危機』 ページ8

優「あの化け物をブッ殺せばいいんだな」


『無理だよ！あんな化け物…』


ミカ「A……、そうだよ優ちゃん頭使えって、そんな事誰にも出来ない」


優「もう、昔の俺とは違う」


そして剣を持ったかと思うと自分の心臓に刺した


『い、や‼』


驚きのあまり声が出る


ミカを起こしていた手に力が入る


ミカ「A大丈夫、優ちゃんなら」


『そ、だよね』


その言葉に安心したものの、ミカの傷から血が流れているのを見ると


より一層目元が熱くなった


その瞬間優の周辺が熱く燃え上がった


炎がゆらゆら揺らめく


支えきれなかったミカが爆風で飛ばされ


Aも結構な距離まで飛ばされ背中を岩にぶつけた


クルル「まずいな……」


余裕なクルルが今では余裕の欠片もなかった


ミカを片手で押さえて火柱を見る


どうやら火柱の中には優が立っているようで


葵「未知の終わりのセラフ反応が出ています。発信源は火柱」


暮人「たとえ神が敵だとしても人類は前へ進む！葵、潰せ！」


葵「全軍進め！滅びの悪魔もだ‼」


火柱から出てきたのは目を黒く染めた優の姿


本来の優とは別人の優だった


優「禁忌を生み出した人間どもよ、塩の柱となれ！」


そして手を振りかざした時塩が波のように攻めた


暮人「撃てー‼」


葵「あれは第二ラッパ⁉暮人様、塩の王です！」


人間を襲い、塩の剣で攻めていく


素早い動きについていけず滅びの悪魔は倒された


優「終わりだ。人間の生み出す欲望は今日全て塩の柱と変わる」


と言った瞬間、暮人が雷を落とした


___人類の危機を感じたからか

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