約束のキス 〜3〜

72:『絡まるキス』 ページ13

ミカ「え、A⁉」


優「起きたのか⁉」


『・・・・っ・』


目を擦りミカを見つめたと思ったら


その場に崩れ落ちた


ミカは直ぐに反応してAを支えた


顔を見ると幸せそうに眠っていた


優「ミカの顔を見て安心したんだな」


ミカ「だと良いけど」


その後Aを椅子に座らせて毛布を被せた


その隣にミカが座りまた優と話し込んだ


日が昇りみんなが起きた


そんな日々の繰り返しをしていた


今日で何週間か日が経つ


帝鬼軍の動きが見られないためシノア達も動けない


動きがあるまでずっとここで居座るつもりだ


『・・・んっ』


ミカ「！A？」


優達が外に出かけている時にAは目を覚ました


顔を覗き込むと今まで伏せていた瞼がゆっくり開いた


そして大きな瞳がミカを見つめた


『・・・！ミカ！』


段々と笑みが見えた時にはミカに抱き付いていた


ミカはAの背中に腕を回し力を込めた


2人は相手の名前を何度も呼んだ


『ミカ……ミカぁ』


ミカ「Aっ……良かった」


そして体を離して見つめ合った


そして磁石のように唇と唇が重なる


ゆっくりAをミカは床に押し倒した


そしてあの地下都市の時のように重なり合った


角度を変えて何度も何度もキスをした


そして初めて相手の口の中へ舌を入れた


器用に絡めさせて2人は吐息を吐きながらキスをした


___絡まるキス

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