第三十九話 ページ39
〜レイside〜
本当にコイツらは、何処までお人好しなんだ。
俺を信じたい？
今までお前らに隠れてママに協力してきたのにか。
そして、ノーマンとの話し合いは、30分続いた。
ノーマンは全て気づいてた。
リトルバーニーを隠した理由も、
ママの動きを制御していたことも、
全て。
だから俺も話した。
これまでやってきた、俺のことを、
そう。
脱獄の準備についてだ。
俺がこれまでやってきたのは、全てお前らのためだ。
エマと、
ノーマンと、
A、お前らは俺の
友達だから、
何よりも大切なものだから、
俺はお前らと一緒に此処から逃げたいと思ったんだ
そのためなら･･･
「条件次第だ。条件次第で完全にお前の切り札になってやってもいい。全情報お前にやるし、お前の望む通りママに嘘を流してやる」
「条件？」
「エマを騙せ」
俺は悪人にだってなってやる。
「全員を連れていくフリをして土壇場で切り離せ。連れて行ってもドン・ギルダまで、それ以外は置いて行け」
「全員を諦めろってこと？訓練で皆予想以上に成長した。レイだって言ってたじゃない･･･あれは本心だろ？それでも･･･」
「それでも弟妹が荷物だってことに変わりはない。」
「助けてくれるって言ったくせに」
「これが俺の助けるだよ。できなけりゃエマもろとも農園で死ね」
少しでも成功の確率を上げるためには仕方の無いことだ。
家族全員で何て夢、どうでもいい。
お前らが生きてくれるなら、それで。
「僕らを死なせたくないんじゃなかったの？」
「どの道早々に死なれるんなら出荷のがマシだ。どうする、条件を飲むか？」
お前の頭には、きっと今エマの言葉が浮かんでいるんだろう。
でも、
きっとお前なら、
「分かった」
「もし、今の言葉が"嘘"だったら」
これでいい。
あいつらの命以上に大切な物なんてない。
俺はノーマンに背を向け静かに部屋を出た。
これからだ。
ここからが本当の戦いなんだ。
どんな手段を使っても、絶対にあいつらを助ける
終わり
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アニメしか勝たん - 頑張ってください。私はあなたの小説が大好きです。いつもワクワクとした気持ちで見ています。無理する事なく、ちゃんと休んでくださいね。 (2023年1月17日 14時) (
レス) @page14 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
ほしの - 滅茶苦茶面白かったです。続きはもう見れないのでしょうか…この先が気になります！更新、何時までも楽しみに待ってます。 (2022年1月26日 8時) (レス) id: 3e0bb8035d (このIDを非表示/違反報告)
ヤイ(プロフ) - とても面白かったです！！！更新頑張ってください！！！ (2021年2月22日 21時) (レス) id: a0cd87f974 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - とても面白かったです！更新楽しみにしてます。頑張って下さい！ (2021年2月18日 13時) (レス) id: b55d75de00 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうらり - めちゃ続いて欲しい…この後の展開が気になる、っ (2020年12月23日 23時) (レス) id: e0a13cc95c (このIDを非表示/違反報告)
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