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『あぁ、動けるようになったみたいですね。大公』






ただ、レウウィスならば既に気づいているはずだ





自分の体の異常に。









レイは、俺が鬼相手に敬語を使っていることに対し、困惑の表情を浮かべる









レウウィス「私に、何をしたのかな?」





『分かっているでしょう?




今、あなたの命は、私の手中にあるということが』








どういう事だ……?と動揺する周囲





ただレウウィスだけは、その意味を理解した









レウウィス「成程、やはりこれは、そういうことなんだね」









1度自分の顔の中心にある目を瞼の上から手で触れ、




これは困ったことになったものだ、、と帽子を被り直す








『一つ、聞いてほしい願いがあるのです。着いてきてくれますよね?』









それは半ば強制的な願い、いや、命令であった。








レウウィス「私に拒否権はなさそうだね。良いだろう。



元は私も敗北した身。余興はここまでとするよ」









ありがとうございます、と爽やかな笑みを向ける俺に、一層周りから疑念の視線が集まる








『…………みんなは早くここから離れておくのが身のためだよ。



狩りの時間が終わってしまうからね』








レウウィスの方に、行きましょう、という意を含んだ視線を向け、その場から離れようとするが、









レイ「待……て……A……」









途切れ途切れながらも、なんとか俺を呼び止めるレイ





俺がもう味方ではないことを、やはりまだ信じきれていなかった様子だ








『これで分かっただろ?俺はお前らの敵だ




もう情けは不要。


捕まえるのなら、全力でかかってこい





その気がないのなら、もう俺には関わるな』









その言葉に、辛そうな顔を見せる







そんな表情、させたい訳じゃないんだけどな……








……エマは、気を失っていてよかった









そして俺は、レウウィスと共にその場を後にした、、









.

.→←.


ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです


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嬢症鬼龍(プロフ) - 白夜ナイさん» ありがとうございます!!楽しんで頂けて何よりです!! (2022年8月4日 12時) (レス) id: 87b62ec1cf (このIDを非表示/違反報告)
嬢症鬼龍(プロフ) - つなさん» 凡人の者です笑ありがとうございます!!ここでの温かいお言葉がいつも身にしみてます。泣 頑張りますね!! (2022年8月4日 12時) (レス) id: 87b62ec1cf (このIDを非表示/違反報告)
白夜ナイ - 更新待ってます‼️とっても楽しいです。 (2022年8月3日 17時) (レス) id: 2eef5eaf3b (このIDを非表示/違反報告)
つな - 嬢症鬼龍さん» 天才の方ですか…?初めて読んだのだいぶ前なのに定期的に戻ってきて読んでます笑 めっちゃ好きです!勉強大変だと思いますが、お体に気をつけて頑張ってください!! (2022年7月26日 23時) (レス) id: 2f8ab906b9 (このIDを非表示/違反報告)
嬢症鬼龍(プロフ) - いちご猫さん» やっと更新しました!!笑 いつも嬉しいコメントありがとうございます!!めっちゃ元気貰ってます泣 夏休みもきっと受験勉強で大忙しですけど、暇を見つけてちょっとずつ進めていきますね! (2022年7月19日 21時) (レス) id: 87b62ec1cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:嬢症鬼龍 | 作成日時:2021年7月14日 1時

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