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手から多量の血の水滴と共に、パラパラと粉々になったレコーダーが落ちる
さてどんな反応を見せてくれるのか
ピ「……………レウウィス大公では無い、とは…？」
ならば貴様は誰だといった目で俺を睨みつけてくる
『そんな怖い顔で見ないでくれよ、ピーター。何もとって食おうだとか言ってるんじゃないんだから。』
急なおちゃらけた話し方に更に挙動を見せるピーターと護衛
まぁ突然、レウウィス大公の姿をした奴が自らを否定し、その上口調まで変わりだしたら混乱するのは至極当たり前だろう
ピ「それは、形質変化……というものかな？」
『大正解だよ。さすがピーター、賢いね』
大袈裟に拍手をしてみれば、一斉に護衛のもの達が銃口を向けてくる
救援を呼んだりすることはしないらしい。
賢い選択だ
どちらにせよ大公の姿をしている以上真実が分からないし、他人に説得する
ピ「それは、私に言ってよかったものなのかな？もしそれが真実ならば、私は君を排除するまでなのだけれど」
『勿論、ただ自らの正体を晒す為だけにここへ来た訳じゃあ無い。1つ、君に協力を頼みたいんだ』
俺は1歩1歩ピーターの元へ歩みを進めながら、そう繋げる
ｶﾞﾁｬ
ピ「待て、それ以上進めば打つぞ」
忠告を受けてもお構い無しに足を進めれば、案の定護衛共は俺に向かって発砲してきた
無駄だな、いや、無駄と分かってやっているのだろう
俺は即座にその場にいるピーター以外の人間を心臓1突きで殺し、再びピーターの前に立つ。
あぁ、思えばこの世界で人を殺したのは、これが初めてか
『何も、レウウィスじゃないからって弱いわけじゃないよ。
まぁちゃんと強いやつを連れてきていないあたり、殺されることは重々承知していたみたいだね。』
ピーターの表情を伺うが、焦りは特に見えない
『成程、どうやらそれ相応の肝は座っているらしい』
銃声が聞こえたからか、バタバタと人が集まって来る気配がする。
『あーあ、邪魔者が来ちゃったよ、早く話を進めないからこうなるんだ』
ここは王宮、俺を敵と認識し一斉に攻撃を仕掛けられれば、なかなかに厳しい状況になるのは目に見えている。
だからピーターも落ち着いているのだろう
『…………何を安心してるのかは知らないけど、助けは来ないよ、ピーターラートリー』
.
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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嬢症鬼龍(プロフ) - 白夜ナイさん» ありがとうございます！！楽しんで頂けて何よりです！！ (2022年8月4日 12時) (
レス) id: 87b62ec1cf (このIDを非表示/違反報告)
嬢症鬼龍(プロフ) - つなさん» 凡人の者です笑ありがとうございます！！ここでの温かいお言葉がいつも身にしみてます。泣 頑張りますね！！ (2022年8月4日 12時) (レス) id: 87b62ec1cf (このIDを非表示/違反報告)
白夜ナイ - 更新待ってます‼️とっても楽しいです。 (2022年8月3日 17時) (レス) id: 2eef5eaf3b (このIDを非表示/違反報告)
つな - 嬢症鬼龍さん» 天才の方ですか…？初めて読んだのだいぶ前なのに定期的に戻ってきて読んでます笑 めっちゃ好きです！勉強大変だと思いますが、お体に気をつけて頑張ってください！！ (2022年7月26日 23時) (レス) id: 2f8ab906b9 (このIDを非表示/違反報告)
嬢症鬼龍(プロフ) - いちご猫さん» やっと更新しました！！笑 いつも嬉しいコメントありがとうございます！！めっちゃ元気貰ってます泣 夏休みもきっと受験勉強で大忙しですけど、暇を見つけてちょっとずつ進めていきますね！ (2022年7月19日 21時) (レス) id: 87b62ec1cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嬢症鬼龍 | 作成日時：2021年7月14日 1時
