1.日常 ページ6
_____一際大きめの木の上に上り、ハウスを眺める
『……まさかこの目で実際にこのハウスを拝む時が来るとはね』
あれからおよそ9年経った今でも、沁々とそう感じられた
?「A〜！！おーい！」
何も考えずぼーっとしていると、遠くから声をかけられる
『どうした?エマ』
そう、俺に話しかけてきたのはエマ。
俺と同じ、年長組の１人だ
エ「一緒に鬼ごっこしよ〜！！」
『今日はなんかまったりしてたいから、パス』
エ「昨日も一昨日もそう言ってたじゃんっ」
『そうだったか?』
もちろんそのことは覚えていたが、あえて俺は惚けたフリをする
エ「またそんなこと言って…」
『第一、争い合う理由が分からない。もっと平穏に過ごそうよ。俺を見習ってさ』
エ「Aは雑魚寝してるだけじゃん！もー！明日は絶対参加してねー！！」
『はいはい、できたらな』
俺は適当にはぐらかして、睡眠という名の健康的休息をとることにした
そしてここ、GFハウスに来て9年、俺は11歳になっていた
.
.
.
____翌日
ｶﾗﾝｶﾗﾝ
朝6時の鐘が成り、１日の始まりを告げる
エ「みんな起きてー！朝ご飯遅れるよー！」
エマの声を筆頭に、元気よく施設の子達が目を覚ましていく
『あー、眠っ………zzz』
レ「おい、折角起きたのにまた寝るな」
ﾊﾞｻｧｯとレイに布団をはがされ、日の光が目に入る
『眩しいっ！！ちょっ、返せよ！！』
レ「駄目だ。さっさと起きろ」
『あー眠い。眠気という悪魔が今も俺を手招きしている…』
レ「訳分からないこと言ってないで、早くベッドから下りろ！」
その後結局、無理やりベッドから下ろされ、今は食堂にいる
ただ毛布の奪還には成功したため、毛布に丸まりながら、だが
ジェ「だるまさんみたいだね」
先程から俺を夢の世界へといざなおうとする悪魔と闘っていると、食器を運んでいた5歳のジェミマに声をかけられる
『だるまさんはな、遥か昔から使われている、願掛け用の置物だぞ?俺に願掛けしたって何も叶わないぞ?』
ジェ「へー」
…とまた呑気な話をしていると、勢い良く食堂の扉が開き、中から子供達を抱えたエマが入ってくる
エ「ほっはよー！ノーマン！レイ！A！」
ノ「おはようエマ」
レ「ほはよー、エマ」
『おはよーエマ……zzz』
エ「Aそれ起きてるの！?」
こうして、今日も慌ただしい１日が始まった
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月25日 1時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
嬢症鬼龍(プロフ) - 初見朧さん» 有難うございます！こうして続編に繋げることができたのは、読んで下さっている皆様のお陰です！本当にありがとうございます！ (2020年5月6日 13時) (レス) id: 3c6017527e (このIDを非表示/違反報告)
初見朧(プロフ) - 初めまして、初見朧です。遅くなりましたが、完結おめでとうございます！約ネバ好きとして、楽しく読ませていただきました。続編も頑張ってください！ (2020年5月6日 8時) (レス) id: 2c57213a78 (このIDを非表示/違反報告)
嬢症鬼龍(プロフ) - あやめさん» あれ嬉しすぎてにやけが‥‥よし、続き書こう←チョロい (2020年5月5日 16時) (レス) id: 3c6017527e (このIDを非表示/違反報告)
嬢症鬼龍(プロフ) - すややさん» なんとありがたいお言葉.........！！そのお言葉だけで更新がんばれます！本当に感謝の限りです(泣) (2020年5月5日 16時) (レス) id: 3c6017527e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嬢症鬼龍 | 作成日時：2020年3月7日 17時
