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ノーマン「今日はゆっくりしててね」
ノーマンは微笑んで、立ち上がる。
そんなノーマンを私は服を掴んで引き止めた。
「エマとレイは…？
ハウスを脱獄できたの…？」
私は一番気になってることを言った。
ノーマンはそれを聞いて微笑んで、また腰を下ろす。
前からずっと気になってた…
ノーマンが私と同じように移動したならエマやレイも…
ノーマン「僕達は脱獄を計画していた。
でも想定外のことがおきてね。
それが僕の出荷だったんだ」
ノーマンはそう言って苦笑いする。
私はそれを聞いて目を見開く。
脱獄を計画していたのはノーマンもしていたんだ…
なのに出荷された。
エマとレイも私達が生きてるなんて思ってもいないだろう。
ノーマン「タダで出荷されたくなくて、
あれこれ考えて希望をエマとレイに託したんだ。
…上手くやれたかは僕も分からない」
私はそれを聞いてノーマンの手を握った。
ノーマンはそれに驚いて目を見開く。
辛かったよね。不安だったろう。
ハウスの秘密を知って出荷されるのは。
死にに行くようなものだから。
それでも生きててくれた。
ここにいてくれた。
「きっとあの二人は皆を連れ出してここに来てくれる…
ありがとうノーマン、頑張ってくれて」
私はみんなより早くあのハウスからいなくなった。
だからどれだけのハウスで困難を乗り越えたのか私には分からない。
でも理解はできる。あの檻の生活から逃げれたのは簡単じゃない。
ノーマン、でももう一人で抱え込まないで。
私がそばにいる。独りにはさせない。
ノーマン「A…」
「ノーマン、一緒にまたあの二人に会おう…！」
私はそう言って両の手でノーマンの手を包んだ。
ノーマンは眉を寄せグッと口元を固く噤んだ。
きっとまた巡り会える。
その日を信じて。
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白楊(プロフ) - 似たような内容の小説を読みました (3月27日 12時) (
レス) id: 9084a50d79 (このIDを非表示/違反報告)
暁月臨(プロフ) - あぁぁぁぁぁぁぁ…好きです…！！！ゆっくりでも更新していただけると嬉しいです…！！！気長に待ってます！！ (1月16日 17時) (レス) @page17 id: efeff932b9 (このIDを非表示/違反報告)
菜々美(プロフ) - 更新ありがとうございます！！待ってましたー！！！ (11月28日 16時) (レス) @page16 id: 8f4a0109ee (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - 更新ありがとう御座います。度々読み返させて頂いていて毎回素敵な作品だと実感します。是からも応援しております！無理せず自身のペースで頑張って下さい！ (11月25日 22時) (レス) @page15 id: 1ab55170b6 (このIDを非表示/違反報告)
すーぱーぬこ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！！！ずっとこの神作品の更新を楽しみにしていました！すごくうれしいです、、、 (11月25日 21時) (レス) id: 772e354f53 (このIDを非表示/違反報告)
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