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バイヨンside.
レウウェス「観賞用を仕入れる話は本当なのかい」
食卓の人肉を食べながら、レウウェスはそう言った。
私はその話を聞いてナイフとフォークをソッと置いて、
部下どもにその肉を下げさせた。
バイヨン「その話をどこで？」
レウウェス「君の部下の話を聞いてね」
あの馬鹿ども。
私はそう思いながらも口元を拭いて、
仮面を付けた。
レウウェス「“あの”君が何故そんなものを？
あの狩庭だけじゃ物足りなかったのかい？」
私はそれを聞いて改めてレウウェスを見た。
レウウェスは何も言わず、無言で圧をかけている。
そうだ、私は狩が好きだ。
なのに何故、観賞用なのか。
観賞用…
バイヨン「重要なのは観賞用じゃないですよ。
その観賞用に使われる人間」
レウウェス「…特別な人間、とでも」
私は“ええ”と言う。
ただ少し興味を持っただけです。
この1000年、見てこれなかった品物。
少しの暇つぶしにはなるだろうと仕入れた。
闇ルートでは何でも手に入る。
バイヨン「本当に食欲が湧かないのか気になりまして。
飽きればすぐ、
殺しますよ」
レウウェス「君も変わったなあ」
レウウェスはつまらなさそうにペットのパルトゥスを撫でる。
貴方には分からないでしょうね。
ただ狩を求め、血を求める貴方には。
私は狩りが好きだ。
ただ最近の狩りは刺激が足りない。
その退屈さに仕入れただけです。
観賞用は言葉だけ。
本当なのか知りたいだけです。
食欲が湧かずとも、殺意は湧く。
血が騒ぎ、本能が言う。
狩れと。
全ての人間は狩れる。
それを、証明したいのだ。
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菜々美(プロフ) - この作品良すぎて涙出てきたわありがとう作者、、、 (9月11日 23時) (
レス) @page43 id: 8f4a0109ee (このIDを非表示/違反報告)
７4 - 20ページのバイヨン卿視点のお話に出てくるレウウェス様、多分お名前間違えてるかと…。レウウィス様だったと思います…。このお話大好きです、まだ読んでる途中ですけど…めっちゃ好きです…！！ (2022年7月1日 11時) (レス) @page20 id: 104d8d46f2 (このIDを非表示/違反報告)
(^▽^)/ - とても面白かったです (2019年12月7日 14時) (レス) id: fe1c8c1f22 (このIDを非表示/違反報告)
消しかす(プロフ) - 雪さん» そう言ってもらえると嬉しいです！恋、かもしれませんね…！ (2019年4月13日 21時) (レス) id: 855de7cb2f (このIDを非表示/違反報告)
雪 - ああーー、、、この作品が好きすぎて胸がキュッって痛くなる、、、。これは、まさに、恋、、、？！ (2019年4月13日 1時) (レス) id: 63b96624ad (このIDを非表示/違反報告)
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