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スミーside.
慌ただしい研究室。
なんだ騒がしい。
私は目頭を抑えて1人の研究員に問う。
スミー「一体なんの騒ぎです？」
研究員「実は被験体87194が自ら怪我を…！
かなり危険な状態らしくて！」
私はそれを聞いて目を見開いた。
自ら怪我…？一体どうやって…あそこに武器はないはずだ。
私はとりあえずAの居場所を聞いた。
今は集中治療室で治療をしていると。
私はそれを聞き廊下を駆け足で走った。
まさかそんな行動を取るとは…！
確かにこれで実験は打ち止めだ。
だがこんな形で君を傷つけはしまうなんて、誰が思うだろう。
スミー「容体は！？」
私は集中治療室を監視できる場所へ入る。
そこには下の階で寝ているAがいた。
その体には無数の傷が付いており、
もうすでに縫い終わった後だった。
無数の管がAを繋ぎ、酸素マスクまでつけている。
博士「今のところ安定です。
ですがいつ目覚めるのか…」
スミー「そうか…」
私はそれを聞き安心した。
安定ならいい。
だが…どうしてこんな行動を。
そこまで君を追い詰めていたのか？
私があの事実を言わなければこうは…
スミー「…予定していた実験は？」
博士「延期です。
上からそう報告がありました」
博士はそう言って下の階を見つめた。
彼女の服は血だらけだった。
Aを抱えたのも彼女だろう。
スミー「…延期か」
博士「ええ…
それにしても、彼女それも分かってて、
こんな行動を起こしたかと…」
私はそれを聞いて目を細めた。
こんな形で実験を止めてしまうとはな…
だが実験は延期。
Aが回復すればまた実験は進む。
それまでにはなんとしてでもここから脱獄をしなければ。
にしてもAのおかげで時間が増えた。
Aの為にも、この時間は脱獄の準備へと使わせてもらう。
こうして命を張ったんだ。
大丈夫、君を助ける。
ただ今は休んでくれ。
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菜々美(プロフ) - この作品良すぎて涙出てきたわありがとう作者、、、 (9月11日 23時) (
レス) @page43 id: 8f4a0109ee (このIDを非表示/違反報告)
７4 - 20ページのバイヨン卿視点のお話に出てくるレウウェス様、多分お名前間違えてるかと…。レウウィス様だったと思います…。このお話大好きです、まだ読んでる途中ですけど…めっちゃ好きです…！！ (2022年7月1日 11時) (レス) @page20 id: 104d8d46f2 (このIDを非表示/違反報告)
(^▽^)/ - とても面白かったです (2019年12月7日 14時) (レス) id: fe1c8c1f22 (このIDを非表示/違反報告)
消しかす(プロフ) - 雪さん» そう言ってもらえると嬉しいです！恋、かもしれませんね…！ (2019年4月13日 21時) (レス) id: 855de7cb2f (このIDを非表示/違反報告)
雪 - ああーー、、、この作品が好きすぎて胸がキュッって痛くなる、、、。これは、まさに、恋、、、？！ (2019年4月13日 1時) (レス) id: 63b96624ad (このIDを非表示/違反報告)
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