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それは紛れもないノーマンで。
私を見て微笑む姿も何一つ変わらない。
ノーマンが…ここにいる…
私は幻覚でも見てるのかと思ったけれど、
この風が透き通る感覚。
夢じゃない…
「ノーマン、なの…？」
本当に、ノーマンが…
ノーマン「A…！！」
ここに、いるんだ…！
私はそれに気づけば勝手に体が動いていた。
裸足で花畑をかけて、もつれそうになる足を必死に地につけて。
花冠が私の頭から落ちた。それすらもう、どうでもいい。
何度夢に見ただろう。
何度挫けそうになっただろう。
何度、諦めようと思っただろう。
私、やってこれたよ。
今まで無駄じゃなかったんだね…！
「ノーマンッ！！」
私はノーマンに勢いよく抱きついた。
ノーマンは私を抱き止めてくれた。
瞳からはこれでもかって言うくらい涙が溢れて、
止めることを知らない。
お互い存在を確かめるように抱きしめた。
力強く、そして優しく。
ノーマン「会いたかった…ずっと…
ごめんね、あの時助けられなくて…」
「ううん！いいの、いいの…！」
私達は一旦離れてお互いの顔を見る。
少し身長、伸びたんだ。
でも変わらない、その瞳も、髪の色も。
ノーマンだ。偽物やお化けや幻覚でもないノーマンが、
ここに、いるんだ…！
「どう、してノーマンがここに…」
私はノーマンの服を掴んで見上げる。
ノーマンはそんな私に眉を寄せて微笑んだ。
ノーマン「僕もあの後、出荷されてAと同じ、
あのΛにいたんだ」
「！…私と、おなじ…」
まさかノーマンも出荷されていたなんて…
しかも同じ施設に…なんていう偶然だろう…
ノーマンは私の流れる涙を受け止め、
頬を撫でた。
ノーマン「ごめんね、辛かったよね。
酷いことされなかった…？」
ノーマンは本当に優しい。
私はその手を自分の手と重ねてフルフルと首を横に振った。
「ううん、大丈夫…」
私達は巡り会えた。
それだけで十分だよ。
to be continue...
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菜々美(プロフ) - この作品良すぎて涙出てきたわありがとう作者、、、 (9月11日 23時) (
レス) @page43 id: 8f4a0109ee (このIDを非表示/違反報告)
７4 - 20ページのバイヨン卿視点のお話に出てくるレウウェス様、多分お名前間違えてるかと…。レウウィス様だったと思います…。このお話大好きです、まだ読んでる途中ですけど…めっちゃ好きです…！！ (2022年7月1日 11時) (レス) @page20 id: 104d8d46f2 (このIDを非表示/違反報告)
(^▽^)/ - とても面白かったです (2019年12月7日 14時) (レス) id: fe1c8c1f22 (このIDを非表示/違反報告)
消しかす(プロフ) - 雪さん» そう言ってもらえると嬉しいです！恋、かもしれませんね…！ (2019年4月13日 21時) (レス) id: 855de7cb2f (このIDを非表示/違反報告)
雪 - ああーー、、、この作品が好きすぎて胸がキュッって痛くなる、、、。これは、まさに、恋、、、？！ (2019年4月13日 1時) (レス) id: 63b96624ad (このIDを非表示/違反報告)
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