第2話「ミネルヴァ探し」 ページ7
私が先に食堂に行っていると、そう言えば…と思い振り返る。
2人は私を見ると首をかしげる。
「そういえば…君達が言うオジサンは今どこに寝てるの？」
エマ「！…モニタールームだよ！
大丈夫、今は食堂に行こ！」
有無言わさず、私はエマに手を引かれて慌ててついていく。
そんなに急がなくても…
それにユウゴの容体も見ておきたいし…
まああの人だし大丈夫か。
私はエマに手を引かれて食堂へと行く。
小さい手…この手で逃げて来たんだ。
エマは食堂の扉をギィッと開けた。
そこには…
？「！…エマ！」
「わあ…」
そこには沢山の子供達がいた。
今までガラガラだった食堂が狭く感じた。
私はエマに手を引かれるまま、食堂へ入る。
レイが椅子を用意してくれて座るよう言ってくる。
私は大人しく座る。
エマ「大丈夫、このおねえさんは優しいよ！」
エマはそう言ってみんなに言う。
私はその言葉に眉を寄せる。
まさかユウゴ何かしでかしたのだろうか…
そう言えば銃声音もしたし…
「…よろしくね？」
私はそう子供達に微笑んだ。
その子たちは私を見るとパァッと笑顔になる。
私はそんな笑顔に戸惑う。
希望に満ち溢れた瞳。
とてもいい子達なんだけれど、
私にとっては少し居心地が悪い。
エマ「紹介するね！私の家族！」
エマはそう言って1人1人紹介してくれる。
私はそれを聞きながら微笑む。
…君達が、羨ましいよ。
そんな希望に溢れてて。
まだ仲間を失ってないからその笑顔でいられる。
私は拳を握り締める。
ダメね…ただの嫉妬じゃない。
この子たちはこの子たちの未来がある。
私はその未来を見なかっただけ。
この子たちの未来を奪う権利は、私には無い。
クリスティ「ねえ、おねえさんの名前は？」
するといつの間にかクリスティが私の服の袖を掴んで私を見上げる。
5歳の元気な男の子。
私はそんなクリスティに微笑んで、クリスティを抱き上げた。
クリスティは驚いていたけれど私の膝の上に乗せれば大人しくなる。
シャツがでかいね…新しく新調しないと…
「私は…」
そう言おうとした時、バァン！と食堂の扉が開く。
私達は驚いてその方向を向いた。
そこにいたのは…
ユウゴ「…よお」
そこには、ユウゴがいた。
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あまね(プロフ) - 終わってる (2023年1月26日 20時) (
レス) @page32 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - 続きずっと待ってます！ (2023年1月6日 20時) (レス) @page32 id: 8441e4cc3e (このIDを非表示/違反報告)
夕凪 - 約ネバの夢小説の中で1番好きです。ずっと待ち続けます。 (2020年11月19日 23時) (レス) id: a8aec2e377 (このIDを非表示/違反報告)
エマ - 続きが読みたいです！！ (2020年9月3日 21時) (レス) id: 5f014d6a1f (このIDを非表示/違反報告)
ユウゴ - とても面白かったです！続きを早く読みたいです。楽しみに待ってます！ (2020年8月10日 7時) (レス) id: 5f014d6a1f (このIDを非表示/違反報告)
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