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夢を見た。



向こうにはルーカス達がいるのに、
私は行けなくて。

まだ来てはダメよってダイナが言って。




「ん…」




私はなんだか寝苦しくて目が覚めた。
パチリと目を開ければ、オレンジ色の頭が見えた。



?「あ、起きた?」

「!…」



私は目をカッとさせベットから飛び起きた。
そこには意識を失う前、ユウゴに何か言っていた子。
オレンジ色の髪の毛で、アホ毛が特徴的の女の子。



「貴方は…?」

エマ「私はエマ。調子はどう?」



私は自己紹介してくれるエマを見つめた。
私の近くには濡れたタオルが置いてあった。

私はそれを見て眉を寄せた。



「貴方が看病してくれたの?」

エマ「うん、でも大丈夫そうで良かった!」



その子は無邪気な笑顔でそう言った。
私はその笑顔を見て少し驚く。

知らない大人をわざわざあそこからこのベットまで運んで、
私を看病までしてくれた。

この子達は悪い子じゃない。
私はそんなエマを手で頬を撫でた。
エマは少し驚いていたけれど、振り払わなかった。



「ありがとう…大変だったでしょう。
もう大丈夫だからね」

エマ「!…」



私はそう言ってその手を頭に置いて撫でた。
そして優しく抱きしめた。
その子は驚いていたけれど、震える手で私を抱きしめた。

見た目からして…11〜12歳。
それなのにあの農園から脱獄してここまでやって来れた。
道なりは決して簡単なものじゃなかったはず。
それなのにこうして生きている。



エマ「貴方の名前は…?」

「私は…」



私が体を離すとエマが名前を聞いてくる。
私は口を開こうとするけど、



?「おい、持って来たぞ」



もう1人、同い年だろうか。
男の子が部屋へと入って来たのだ。



「君は…」

レイ「!…俺はレイ。
元気そうだな、良かった」



そう言ったレイは微笑んだ。
どうして優しくしてくれるのだろうか。
私は不思議に思いながらもその子を見つめた。



エマ「これ私達が作ったの。
大丈夫、貴方達の食料は使ってない」



そう言ってエマはレイから受け取ったスープを私に差し出す。
私はそのスープを見てハッとする。


ユウゴは…!
私が口を開こうとした時、



エマ「オジサンは別の部屋で寝てる。
大丈夫、無事だよ」

「…そっか」



私はそう言って微笑んだ。
何から何までやってもらってる。

私は改めてスープを受け取り2人に微笑んだ。




「ありがとう…」

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あまね(プロフ) - 終わってる (2023年1月26日 20時) (レス) @page32 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きずっと待ってます! (2023年1月6日 20時) (レス) @page32 id: 8441e4cc3e (このIDを非表示/違反報告)
夕凪 - 約ネバの夢小説の中で1番好きです。ずっと待ち続けます。 (2020年11月19日 23時) (レス) id: a8aec2e377 (このIDを非表示/違反報告)
エマ - 続きが読みたいです!! (2020年9月3日 21時) (レス) id: 5f014d6a1f (このIDを非表示/違反報告)
ユウゴ - とても面白かったです!続きを早く読みたいです。楽しみに待ってます! (2020年8月10日 7時) (レス) id: 5f014d6a1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:消しかす | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年3月24日 0時

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