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ずっと目の前で笑ってくるので痺れを切らして童磨から勢いよく離れる
『〜ッッ!兎に角、その服で過ごされると困るからちょっとこっち来て!』
「はぁーい!」
返事だけは立派だわ…とそんなことを思いながら寝室の隣の部屋に移動する
部屋の襖を空けて箪笥の中から1つ男物の浴衣を取り出し童磨に渡す
「?これは?」
『この部屋使っていいから着替えて。そんな濡れた服で過ごされても困るし、帰るのも辛いでしょ?あとこれで頭拭いて』
「成程、分かったよ!」
『終わったら私の寝室来てね。あ、今来てる服も持ってきて。干しとくから』
はーいと返事を聞き、部屋を出る
そしてある物を用意するために廊下を歩いた
.
「Aー着替えたよ!」
『ん、大きさピッタリだね良かったわ』
着替え終わったのかこちらに来て元々着ていた服を渡されたので、乾かすために部屋に干す
「でも男物の浴衣があるのはなんで?」
見透かされるようにじっと見られ問われるが特に理由はない
『私一応薬師やってるからここに泊まる人もいるの知ってるでしょ?その時のためにあるんだよね。にしても意外と似合うね』
「成程ね!!似合う?嬉しいなぁ」
そう言いながら童磨はAの布団の上に座って、此方に手を広げた
『ん?』
「おいで!」
『はい?』
「だからちゃんと着替えたし抱き締められるからAから来てくれないかなって思ったんだよね〜!おいでよ!」
『遠慮しとくねぇ、まぁ今日はこれでも抱いてるといいよ』
そう言ってAはぽいっとある物を童磨の方に投げた
あ、ちゃんと受け止めてくれた
「これって湯たんぽ?」
『うん。そうだよ、鬼だからただでさえ冷たいのに雨に濡れたらもっと冷えるかと思って。持っとけばいいよ』
「鬼は風邪ひかないし別に大丈夫なんだけどなぁ。俺は人肌が恋しいからAに来て欲しいよ!!」
『大丈夫、人肌と同じくらいの温度だから味わえるよ。よかったね』
「準備良すぎだね」
そう言いながらも少し寂しそうにこちらを見ながら湯たんぽを抱き締めてた
気に入ったなら毎回これでいいんじゃ…!!
と、思ったがまぁ此奴の事なので回避する術をもう少し考えないと絶対に抱き締めてくるだろう
そう考え、1つ溜息をついた
.
(はぁ…どうにかなんないかなぁ…)
(こんな物よりAに暖めてもらいたいー…!!駄目??)
(駄目)
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紫雨(プロフ) - 名前変えました。戦国星光→紫雨(しう)です!よろしくお願いします! (2021年5月25日 11時) (レス) id: 7f51c92f84 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - ミックスジュースさん» コメントありがとうございます!いつか投稿できるように準備していきます! (2021年5月25日 11時) (レス) id: 7f51c92f84 (このIDを非表示/違反報告)
ミックスジュース - コメ&リク失礼します!童磨と夢主ちゃんとあかざの絡みが見てみたいです。投稿頑張ってください!応援してます(*´∀`*) (2020年11月19日 5時) (レス) id: f935ff1209 (このIDを非表示/違反報告)
戦国星光 - ムクロさん» ありがとうございまぁぁぁす!童磨いいですよね…!私の最推しです!もう顔が好き… (2020年3月2日 23時) (レス) id: a9364e4e28 (このIDを非表示/違反報告)
戦国星光 - カイムさん» リクエストありがとうございまぁぁす!童磨の技アニメだったら絶対綺麗だと私は思います! (2020年3月2日 23時) (レス) id: a9364e4e28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=shiu220525
作成日時:2019年9月18日 0時