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肩で息をして、呼吸を整えようとするがあまり上手くできない
「相変わらず接吻下手だね!反応はいつも面白いけどねぇ」
『な、んなの…苦しかった…』
舌がぴりぴりする
上手く話すことが出来なくて思わず童磨の服を握る
「!…ねぇもう1回していいかい?」
『は?』
「うん、ごめん嘘だよ!」
『ありえない、本当にありえない……なんで私が何回も此奴と接吻してんの…え?訳わかんなくない?…』
ブツブツと呪文を解くように自問自答をしているA。気を紛らわそうとしているのか全く童磨の方を見ない
『なんなの?…滅びろ…二度と来んな』
遂には呪いの言葉を吐き始めた
おっと、火に油を注いでしまったか
「まぁまぁそんなに怒らないで『はぁ?何寝ぼけたこと言ってんの?寝言は寝て言え』わぁ…辛辣…」
『そもそも、童磨が全部悪いんじゃん!謝れほんとに』
「ごめんね☆」
『あぁそう…死にたいんだね…』
静かにいい、先程童磨の頭に刺した短剣を取り殺気を纏わせる
「ごめんなさい」
『あ"??』
「大変申し訳ありませんでした」
『チッ…』
本日第2回目の舌打ちをして短刀は下ろしてくれた
しかし、まだ不機嫌そうだ
『何回も何回も接吻しやがって…私初めてって言ったのに三、四回分は消えたわ。それも鬼だなんて最悪』
「口悪いねぇ。『誰のせい』ごめんねって!俺はその何回を自分の物に出来て嬉しいなぁ!でもさぁA、怒ってるけど…俺との接吻よかったでしょ?」
『は?』
童磨の問いかけに理解が追いついていないのか目をぱちくりさせる
「だってA気持ちよさそうにしてたんだぜ?」
Aは理解が追いつかない
何故そんな風に言うのか、そもそも接吻する時は私は目を瞑っていたから見れない…
まさか…
『目…開けてたの…?』
「え、そうだよ?」
今更〜?と童磨が言うが、そんなの知らない
接吻されたらどうしても感覚的に目を瞑ってしまうのだ。顔に熱が集まり、赤くなるのがわかる
だから私はバレないように必死に顔を隠したのだ
顔を両手で必死に隠そうとしているAを見て童磨は上機嫌に笑っていた
「(隠さなくてもバレバレなのになぁ〜)」
Aの反応を見るのは楽しい
それも今の顔なんて自分がさせたのだ
童磨らしくないが愛おしいと思った
「(可愛いなぁ…これだからAに意地悪するのは止められない)」
そして、童磨は再度抱き締めた
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紫雨(プロフ) - 名前変えました。戦国星光→紫雨(しう)です!よろしくお願いします! (2021年5月25日 11時) (レス) id: 7f51c92f84 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - ミックスジュースさん» コメントありがとうございます!いつか投稿できるように準備していきます! (2021年5月25日 11時) (レス) id: 7f51c92f84 (このIDを非表示/違反報告)
ミックスジュース - コメ&リク失礼します!童磨と夢主ちゃんとあかざの絡みが見てみたいです。投稿頑張ってください!応援してます(*´∀`*) (2020年11月19日 5時) (レス) id: f935ff1209 (このIDを非表示/違反報告)
戦国星光 - ムクロさん» ありがとうございまぁぁぁす!童磨いいですよね…!私の最推しです!もう顔が好き… (2020年3月2日 23時) (レス) id: a9364e4e28 (このIDを非表示/違反報告)
戦国星光 - カイムさん» リクエストありがとうございまぁぁす!童磨の技アニメだったら絶対綺麗だと私は思います! (2020年3月2日 23時) (レス) id: a9364e4e28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=shiu220525
作成日時:2019年9月18日 0時