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「…ごめん、分からない」
私は首を横に振る。
「そっかぁ…」
エマと名乗るその子は少し残念そうに俯く。が、すぐに顔を上げて私の方を見た。
「じゃあさ、どこから来たの？A、は」
「私？私はえっと…」
私は最後に見た光景を思い出そうと必死に頭を巡らせる。
「…ジゼルと歩いてて…
そしたらいきなりワイヤーみたいなものを体に引っかけられて…気が付いたら貴方がいた」
「えっ…？」
「？どうしたの？」
記憶のままに答えただけなのに、それだけで彼女の目が丸くなった。直後に、私の目も丸くなる。
「私と…一緒だ」
「へ？」
私は耳を疑った。
「友達とオジサンといたら…
急に上からロープみたいなものが私に絡まって…
そこから先の記憶がない。気が付いたらここにいた」
「…それで、倒れてる私を見つけたってこと？」
「うん、そんな所」
彼女はきっぱりとそう答える。何故だか少しエマに親近感がわいた。
「…仲間だね、私達」
何を思ったのか、気が付くとそんな言葉を口走っていた。
「仲間。うん、そうだね。私達仲間だ！」
彼女はそう答えて、にっこりと笑った。
この状況も未だによく分からない。
ジゼルがどこにいるのかもわからない。
この先何が起こるかもわからない。
でも、彼女が見せてくれた笑顔が、私の中の不安を一瞬で溶かしてくれた。
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伊予柑♪(プロフ) - 白桜姫さん» コメントありがとうございます！執筆が遅れて申し訳ありませんm(__)m更新頑張ります！ (2019年3月21日 19時) (
レス) id: 59a7a8ca0e (このIDを非表示/違反報告)
伊予柑♪(プロフ) - Pq68さん» コメントありがとうございます！そう褒めていただけるとすごく励みになります。更新頑張ります！ (2019年3月21日 19時) (レス) id: 59a7a8ca0e (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 久しぶりの更新涙が…(´；Д；`) 次が楽しみです。 (2019年3月21日 19時) (レス) id: 54672b0e1d (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続き見たくて震えてます\(//∇//)\ (2019年3月2日 20時) (レス) id: b2ef42075e (このIDを非表示/違反報告)
Pq68 - ＧＰ編は中々無いので、嬉しい。そして、オリジナルと原作を上手く混ぜ込めている所はとても凄いと思う。日々の更新を心待ちにしています。 (2019年2月13日 21時) (レス) id: fa6e24bcfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：石渦 | 作成日時：2019年2月11日 16時
