真実を知ったなら(短編) ページ14
※前ノーマンで短編書いたので、今回はレイです。ネタバレあり(アニメの5話)
「A。脱獄の事を話すからレイ呼んできて？」
エマに先ほどそう言われ、ハウスでレイを探し歩いている。
『全然いないんだけど』
はぁ〜…とため息をつく。そらそうだ。探し始めて30分は経った。
エマも心配してるだろうし…ここはなんかいなかったわって言って戻ろう。
私がそう考えた時だった。
『あ』
部屋に入っていくレイを見つけた。
でもあそこは確か物置じゃ…？こんな深夜に何してんの…？
私は好奇心に打ち勝てず、扉の隙間から中を覗く。
「それで？今回はどうだったの？」
そこには、思いがけもしなかった人物。ママがいた。
「あぁ。今は鬼ごっこに夢中。以上無し」
レイが淡々と答える。
「それと、Aだけど。最近怪しい行動してるから気をつけて」
確かに私は、最近ノーマンに言われ、単独で行動する事が多くなっている。
でも、何でママに？もしかして…前ノーマンが言ってた
内通者…？
レイが内通者？そんなわけないよね？だって、ずっと一緒にいたんだよ？
私は口元を押さえ、叫びたくなる気持ちを必死に飲み込んだ。
キシッ…
やってしまった。思わず後ずさりをしたら、歪んでいた床が悲鳴をあげてしまった。
「？！」
レイがバッとこちらを向く。
足音なんで関係ない。私は高速で走った。
「おい！」
当然、レイの方が運動神経もいいので追いつかれて、腕を掴まれる。
「聞いてたのか？」
はぐらかさなきゃ…出荷される…
『なにが？レイを探してたらママとしゃべってたから、うわぁって思っただけだよ〜』
「じゃあ何で逃げたんだよ？」
『そらぁ、あんなとこにいたらママに疑われるでしょ？』
顔色ひとつ変えずに。誤魔化さなきゃ。バレたら終わる。
「…そうかよ」
納得したのか、レイが私の腕を離す。
『レイも行こ？エマが呼んでた！』
私が前を歩くと、「A」とレイの声が聞こえる。
『なに？』
静まり返った廊下に、私たちの声が響いた。
コツコツと私のそばに歩いてくるレイ。
「もしお前が知ってしまったんなら、それは真実だ」
私の耳に囁いて、レイはニヤッとする。
『何…それ』
ハッと我に返り、振り向いた時には、レイはもうそこにいなかった。
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よくわからなくなってしまった…(−＿−；)
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mio(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2020年9月22日 20時) (
レス) id: acfc7ed933 (このIDを非表示/違反報告)
みる - すごい面白いです!高評価押させて頂きました!!リクでまたノーマンくんの短編やって欲しいです! (2019年7月7日 22時) (レス) id: 973200543a (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続き楽しみに待ってます！ (2019年3月14日 20時) (レス) id: b2ef42075e (このIDを非表示/違反報告)
*鈴# - リウさん» ありがとうございますw私もそのシーン好きなんですy((頑張ります！ (2019年2月28日 18時) (レス) id: 4235485f06 (このIDを非表示/違反報告)
リウ - レイの「どぉーん」がお気に入りです(笑)。これからも頑張ってください！ (2019年2月28日 16時) (レス) id: d28fdf64b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*鈴# | 作成日時：2019年2月16日 21時
