自分で掴む (ページ13)

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３話　鉄の女ページ13

心のどこかで信じてた

ママは同じ“人間”で子供達(わたしたち)を愛している

“宣戦布告”

優しいママは全部ウソ

何もかも鬼に食べさせるための芝居

ノ「ｺｿ親でも同じ“人間”でもない､､､ママは鬼(てき)だ､､､！！」

期限は２ヶ月

それまでに全員で脱出できる方法を考える

エ「発信器､､､まさかそこまでするなんて､､､」

＿＿鬼「この農園の肉は､､､」

ノ「“高級品”か､､､」

でも､､､これが！？

そこまでする(・・・・・・・)ほどの？

ノ「僕らの価値､､､鍵は」

エ「［年齢］と［成績(スコア)］」

ノ「「また６歳」「並の出荷が続いている」、鬼の言葉から察するに恐らく“年齢＝”肉“の等級(ランク)だ。
　僕が覚えている限り、今まで「出荷」された兄弟は皆６歳から１２歳。それで６歳が並というなら
　最「上物」は､､､」

エ「１２歳」

エ「じゃあ成績(スコア)は？」

＿＿「私みんなみたいにユウシュウじゃなかったけど､､､」

エ「出荷順か！」

ノ「成績(スコア)は満点以外公表されない。だから気づかなかったけど多分､､､」

＿＿鬼ボ「そろそろこのフルスコア４匹も”摘める“ように仕上げておけ」

ノ「６歳以降成績(スコア)の低い順に”収穫“されていくんだ。そして１２歳になったら無条件に
　出荷される」

エ「つまり私達は満点だから出荷を保留(・・)されていた？」

ノ「でもわからない。何故成績(スコア)順なのか」

エ「､､､､､､６歳から１２歳ってのにも意味があるのかな？体の大きさ？」

違う、それなら体重で､､､

ノ「脳の大きさ」

エ「え？」

ノ「＿＿脳だ！人間の脳は６歳までに９０%成長すると言われている。一説には１２歳までに
　１００%とも､､､鬼達(やつら)の狙いは人間(ぼくら)の脳なんだ」

エ「､､､それって､､､」

ノ「脳が１番旨いんだろう。それもより発達した脳が」

エ「脳を､､､食べる､､､」

そのためにいかなるリスクもコストも厭わない

だから”高級品“！！

ノ「まずはロープだ。ハウスに戻ってロープを探そう。実はどこにあるか目星がついているんだ」

エ「！、待って！発信器なんてつけるくらいなんだから他にももっと､､､カメラとか盗聴器とか､､､」

ノ「それは大丈夫。昨夜あれから一通り調べたけれどハウスにそれらしきものはなかった」

エ「！！？」