自分で掴む (ページ11)

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本当の世界は「外」は未知！！

知らなければ、そして、逃げなければ､､､！！

ノ「今はまずママより､､､ママより先に手を打ちたい。わかることから片付けよう。
　情報を整理しよう。

　コニーの前がハオ。その前がセディ。今までの周期から考えて次の出荷(・・)は恐らく
　最短で２ヶ月後。それまでに全員で脱出できる方法を考え出さなければならない。

　敷地を簡略に表すと、ハウスを中央に「門」そして周りを取り囲む「森」。まずは“出口”
　「門」か「森」か」

エ「＿､､､森からだ。門は出荷時以外閉まってる」

ノ「うん、それに開くときには鬼がいる」

エ「次に“時間帯(じかん)“。ママがいない「出荷の夜」か、私達が自由に屋外(そと)へ出られる
　「昼間の遊び時間」」

ノ「出荷の夜はダメだ。必ず１人が犠牲になる」

エ「＿だね」

ノ「第一夜は年少者が起きていられるか心配だ」

エ「だね(笑)」

ノ「決まりだ。昼間、森を抜けて外へ出る。それが可能かどうかは」

エ「森(こ)の先がどうなっているかによるね」

ノ「行こう。行って確かめよう」

ママは私達にとってたった1人の(・・・・・・)母親だったのだから

ノ(恐ろしい)

ママこそ顔に出していない。今まで１度も！

今朝も何１つ変わらない、穏やかな笑顔

あの笑顔の裏で何人の子供を死へ導いてきたのか

ママは敵

鬼の冷酷な配下

じゃあなんで？

なんであんなに優しくしたの？

＿＿ママ！

Aside

『ねえ、レイ。あの２人おかしくなかった？』

レ「まあ、元気はなかったな」

『昨日、門へ行った時何かあったのかも､､､ちょっと様子を見てくるﾊﾞｯ』

ナ「A〜、一緒に遊ぼ〜、あっちでねみんなと一緒にお花の冠作ろう？」

『え、あ､､､うん！いいよ。じゃああっち行こう？みんなにたくさん冠作ろうね(^^)』

レ「ﾎﾞｿおい、様子を見に行くっていうのはどうしたんだよ」

『ﾎﾞｿだって、ただせさえあの２人がいないんだよ？レイも遊んであげないし、私までいなくなったら寂しいでしょ？』

レ「お人好し」

『ム〜！何か悪い？』

レ「早く行ってこい」

ナ「A〜！早く〜！」

『あ！ナイラごめん！今行く！』

エマside

エ「塀だ」

ヒョイっ

エ「！」

ノ「どう？上に何かある？」

エ「何も！ただこの塀、幅２、３mある」

エ「高いね」

ノ「でも見張りはいない。､､､､､静かだ」