第39話 一人じゃない ページ40
レイ｢でも、安心しろ。今は違う。
バレちまったし、改めて説得もされた。
今度こそ｢全員で逃げる｣に協力するよ。｣
ノーマン｢…｣
レイは、みんなの所に戻ろうと、歩き出す
A｢…なんか、レイらしくないね。｣
ノーマン･レイ｢…｣
A｢レイは一度曲げなかったことは、二度目以降も絶対曲げることないのに。｣
ノーマン｢…嘘だと思うの？｣
A｢ううん、むしろ嬉しい！けど…そっか…全部知ってたんだね…ずっと辛かったよね…｣
私は、顔を伏せた。
エマ｢ねぇ…1個いい？
発信器の｢実験｣って、
レイ｢…｣
エマ｢その子…いや、その子達
A｢レイ…｣
私は、レイを見た。
レイ｢…｣
レイは、何も言わなかった。
つまり、そういうことだ。
エマ｢いや、いいよ。ありがとう。
そのおかげで今
エマは、怒っていた。
エマの怒る気持ちもわかる…けど…
A｢もう一人じゃないよ…レイ。私達がいるから…！｣
私はレイの手を握って、そう微笑んだ。
レイ｢誓うよ。もう二度としない。
話を終えて、みんなの所に戻る。
エマ｢そうだ！ハウスに戻ったら、二人に報告があるの！｣
レイ｢？｣
A｢その前に、今日も
夕方＿
ノーマン｢それで？｢報告｣って？｣
エマ｢敵の
ママは毎晩8時前に消える。｣
ノーマン｢
A｢うん。ハウスのどこにもいなくなる。
結論から言うと、このハウスには
──10月31日 火曜日
脱獄決行まで
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年6月6日 2時
