145 ページ18
ユウリサイド
戦闘が始まる。ザジでも勝てない。これでも人型に比べれば弱いほうなのだけれどね。
ラン【主、いくら君でもアレには勝てない。アレは限度を超えた食事をしたことにより強制的に強くなっている。【黄金花の贄の儀】をしない限りアレには勝てない！】
ノ「エマ！レイ！」
何も聞こえないその中でノーマンのその声だけが響く。
私は地面を蹴り上げて二人を両手に抱え女王から離れる。
それと同時に女王に槍が刺さった。
エ「ユウリ」
『怯むな！ここは戦場命を消し消され最後まで強い思いが残る場所。家族が待ってるんだから変な死に方するな！』
私は二人に向かって怒鳴った。
？「ユウリ落ち着いて。」
『…！ムジカ』
エ「ソンジュ！ムジカ！」
耳が聞こえずらい戦闘で鼓膜を破った？再生には時間がかかるかもしれない。
ムジカが何を話しているのかもあまり聞こえない。
でも大方分かる。城下は無事だということ。
桜隊と合流もしたらしい。
ほぼ聞こえなくなってきた…最悪だ。
エン【主、あの毒を使え】
毒。それは体の内部から急激に広がり腐敗を促すもの。
女王は知能型の限度を超えた食事をしていた。
食べ過ぎにより自滅する運命だというならそれが早まるだけ。
『ソンジュ、一握の希望に託してほしいんだけど…構わない？』
ソ「…いいだろう。何をするつもりだ？」
『私の作った毒。腐敗促進の効果がある。内側から抑え込む』
ソ「オーケー。分かった。ただ、無茶だけはするなよ？」
『…言われなくても！』
私はエンを構える。
『エン、食事の時間だよ！』
私が言えば体がふわりと軽くなる。
私の中にいたエンが女王に向かって牙を向ける。
その間に女王の懐に潜り込みその注射器を突き刺した。
『うあああああっ！！』
その際女王によって私の体は投げられ壁に激突した。
エ「ユウリ！」
レ「おい！ユウリ！」
ノ「！！」
私はゆっくりと起き上がる。それに伴い頭から血が流れてくるのが分かった。
『エン、戻れ』
私が呼べばエンが体の中に戻ってくる気配がする。
ランがとっさに薄いシールドを作ってくれたから湶が折れることはなかったけど、背中が痛い。
ラン【主、見て見て】
視線を向ければソンジュと女王は対峙していた。
聞こえない。治りかけだったのに今の衝撃で鼓膜が破れたのだと悟る。
加勢しなきゃ。
『ぐッ…』
エ「ユウリ動かないで！頭から血が！」
『今は目の前の敵が大事』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ドラゴン(プロフ) - さあやさん» はい！別作品書いてたら疎かになっちゃいましたが少しずつ更新したいと思います！ (2021年6月4日 7時) (
レス) id: 9b62aa768c (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - 更新ありがとうございます(*^^*)原作の約ネバ完結しちゃいましたが、お互い更新頑張りましょうね＼(^^)／ (2021年6月3日 23時) (レス) id: 1a0f4ac92f (このIDを非表示/違反報告)
SMPドラゴン - 皆さん。この作者の厨二病のドラゴンです。訳あって今、スマホでここに書いてます。パソコンを解約してしまい。作品を編集できなくなりました。今まで応援してくださった皆様。ありがとうございました。またどこかで新しい名前で書くと思うので、その時はお願いします (2020年5月5日 6時) (レス) id: 9b62aa768c (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン(プロフ) - 舞菜さん» 返信遅れてしまいすみません。音信不通で今どうなっているか分からないので元になりました (2019年9月24日 18時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
舞菜 - ドラゴンさん» 元親友?なんかあったんですか?多重人格は私であってlkwistervenじゃないですね (2019年9月13日 16時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：厨二病のドラゴン | 作成日時：2019年7月7日 11時
