92.今後の話 ページ46
焦凍Side
俺と姉さんで今後のことについて話すため、夏兄にはAを連れて部屋を出てもらった。
仲良く手を繋いで行った二人にほんの少しだけムッとした俺を、姉さんは笑って見ていた。
「焦凍はほんとにAのことが大好きだね」
「ああ。……でも、夏兄と姉さんと仲良くなれたのは嬉しいんだ」
「ふふ、わかってるよ。……なんだか昔とは逆だね。昔はAが焦凍についていってたけど、今は焦凍がAについて回ってる感じ」
「……そうかもな」
普段の生活を思い返して、俺も頬を緩ませた。
俺と姉さんは一口緑茶を飲んでから再び口を開いた。
「焦凍は、今後もAと一緒に暮らしていくつもりでいるの？」
「……出来るなら、そうしたいとは思ってる」
「そう……でも、ヒーローを諦めるつもりは無いんだよね？」
「それはもちろんだ」
即座に頷いた俺を見て、姉さんは「そっか……」とつぶやいて少しの間口を閉ざした。
数秒間考えたあと、姉さんは真っ直ぐ俺の目を見て言った。
「二人がお互いにかけがえのない存在なのはすごくよくわかったよ。でも、今後も今みたいな生活が出来るとは思えない」
「そう……だな……緑谷にも言われた。俺が雄英を卒業したら、今みたいに日中は先生に預けるってことも出来なくなる。それよりも先に学年が上がってインターンに力を入れるようになったら、今よりもっとAと一緒にいられる時間は減る」
「そうだね。それに、Aは今年から小学校に通う歳だよね。義務教育を受けるために、戸籍だとか個性事故届とか必要な手続きはいっぱいある。今は雄英内部で留めてもらえてるけど、本当はしなきゃいけないことを結構飛ばしてるのよ」
この1ヶ月半、全部のことを雄英で完結させていたため、手続きなどをする必要がなかった。
だが、このままでは受けるべき義務教育が受けられないのも事実。
昔の生活環境やストレスなどで同年代と比べて知能の発達が遅れてはいるが、Aは潜在的な学習能力が他の人の比ではない。
すぐに同年代と同等に、そしてそれ以上の成績も取れるようになっていくだろう。
その才能を潰すわけにはいかない。
そのためにはしっかり学べる場を作る必要がある。
だが……
「……そういう手続きをすれば、親父がもし調べたときすぐにAの存在がバレるだろ」
「……焦凍、ずっとお父さんに隠し続けることは出来ないよ」
――それも、わかっていた。
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あや(プロフ) - めいめいさん» めちゃくちゃ健康的で何よりです笑 これから結構怒涛の展開になる予定なので、ぜひぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです！！ (1月10日 22時) (
レス) @page26 id: 021ff3b1be (このIDを非表示/違反報告)
めいめい(プロフ) - あ''ーマジ泣く これからの展開が楽しみ過ぎて夜しか眠れん (1月10日 22時) (レス) @page26 id: 19d12ec8ba (このIDを非表示/違反報告)
冬美(プロフ) - あやさん» 出来てよかったです！ (12月8日 17時) (レス) id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 冬美さん» 出来ました〜！！ 本当にありがとうございます…！！😭✨ (12月8日 14時) (レス) id: 6508c9a6a6 (このIDを非表示/違反報告)
冬美(プロフ) - たしか*←だったと思います！ (12月8日 10時) (レス) @page14 id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月木あや | 作成日時：2023年11月7日 20時
