87.ゆきあそび ページ41
しろいコートをきて、とってもひえたそとにでた。
わたしにとっては、ちょうどいいさむさ。
つもったゆきをサクサクふんで、じぶんのしろいいきをぼうっとみつめる。
『……ゆきねえとなつにい、おへんじくれないなぁ』
おへんじをかいたつぎのひは「今日は念の為外には出ちゃだめだ」っていわれたからポストにいれられなかったんだけど、そのつぎのひにゆうえいのポストにいれた。
すぐにおへんじくるかなっておもってたけど、なんにちまってもおへんじはこない。
もしかしたらとどいてないのかな、それともおへんじかいてくれてないのかな。
ちょっぴりふあんになるけど、おへんじこなくったってしょうとがいるからだいじょうぶってかんがえるようにしてる。
そうしたら、なんにもこわくないから。
ずっとあしあとをみててもおもしろくないから、わたしは“こせい”をつかってゆきであそびはじめた。
さいしょはゆびでふわふわさせたりくるくるしたりするだけだったんだけど、だんだんたのしくなってきていっぱいのゆきをもちあげてわざとそれをかぶったりして、ひとりでケラケラわらった。
なんだか、まえよりずっと“こせい”がつかいやすい。
いきをするみたいに、らくにゆきがあやつれる。
わたしもちょっとはせいちょうしてるのかな。
そうおもったら、なんだかうれしくなった。
「――A」
『あっ、しょうと！』
「俺も入れてくれるか」
わたしがすごくたのしそうだから、しょうともあそびたくなったんだって。
わたしはもっともっとうれしくなって、えがおになって『うんっ！』ってうなずいた。
しょうとは、かりめん？ のほしゅう？ でいっぱいのこどもにみせたらしいすべりだいをみせてくれた。
わたしひとりぶんだからちいさめにしたっていってたけど、わたしにとってはじゅうぶんおっきかった。
でもそのときはもっともっとおおきかったみたいで、わたしもみたくなった。
『しょうとみてみて！ かつきおにいさん！』
「おお……頭が似てる」
『これホットケーキだよ！』
「見ろ、こうしたらバターが溶けたみたいになるぞ」
『ほんとだ……！ しょうとすごい……！』
「ふふ、Aも上手だ。個性も使い慣れてきたな」
『えへへ、でしょ！』
しょうとにほめられてルンルンになったわたしは、はりきっていろんなものをつくった。
わたしもしょうとみたいなおっきいの、つくれるようになりたいな。
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あや(プロフ) - めいめいさん» めちゃくちゃ健康的で何よりです笑 これから結構怒涛の展開になる予定なので、ぜひぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです！！ (1月10日 22時) (
レス) @page26 id: 021ff3b1be (このIDを非表示/違反報告)
めいめい(プロフ) - あ''ーマジ泣く これからの展開が楽しみ過ぎて夜しか眠れん (1月10日 22時) (レス) @page26 id: 19d12ec8ba (このIDを非表示/違反報告)
冬美(プロフ) - あやさん» 出来てよかったです！ (12月8日 17時) (レス) id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 冬美さん» 出来ました〜！！ 本当にありがとうございます…！！😭✨ (12月8日 14時) (レス) id: 6508c9a6a6 (このIDを非表示/違反報告)
冬美(プロフ) - たしか*←だったと思います！ (12月8日 10時) (レス) @page14 id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月木あや | 作成日時：2023年11月7日 20時
