86.いやなかんじ ページ40
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あれから、ずっとこわいかんじがしてる。
ゆめのなかでおとうさんにおこられたとか、だれかにいやなことされたとかじゃないんだけど、なんだかすごくこわい。
しょうとがはなれていっちゃうみたいな、わたしがおいていかれちゃうみたいなかんじがずっとしてる。
ゆめではおとうさんもおかあさんもいつもよりやさしくて、たたかれたりどなられたりすることはなかった。
わたしとしょうとはおかあさんのりょうてにだっこされてて、ずっとすやすやねむってる。
とうやにいはしょうとをすごくこわいめでみてて、でもわたしのことはすごくやさしいめでみてた。
「お前も可哀想だな。こいつのせいで、俺みたいにお父さんに見放されんだろうな」っていいながら、いまよりずっとちっちゃいわたしのてをにぎってた。
ちょっとだけ、ちいさいわたしがうらやましくなった。
あれから4にちたったけど、またいっぱいねむっちゃうことはなかった。
ただ、ずっとへんなかんじがおなかのなかでぷくぷくわいてて、たまにちょっぴりなきたくなるくらい。
しょうとにはそのことははなしてない。
きっとしょうともきづいてない。
そういえば、なんであんなにねむっちゃったんだろう。
リカバリーガールさんがいうには、ただつかれてたんだろうって。
でも、なんだかそれだけじゃないきがする。
きっとそれは、このへんなかんじとなにかかんけいがあって、それでわたしはこわいとおもってるんだろう。
――ああ、やだなぁ。
――すごく、いやなかんじがする。
あたまがぐるぐるして、きもちわるい。
『……あつい』
むいしきにでたことばは、しんとしたリビングにきえていった。
まどのそとには、まだゆきがのこってる。
チン、とエレベーターのおとがして、わたしはハッとした。
エレベーターからは、サトウのおにいさんとめがねのおにいさん、そしてしょうとがおりてきた。
「A、どうかしたか」
『え？』
「ぼうっとしてるぞ」
しんぱいそうにまゆをさげて、わたしのまえにしゃがんだしょうと。
なんでかわかんないけど、すごくすごくなきたくなった。
『わっ、わたし！ ちょっとおさんぽしてくるね！』
「え、いや、一人では――」
『だいじょうぶだよ！ とおくにはいかないし、ちゃんとまどからみえるところにいるから！』
じわっとでてきたなみだをかくすために、わたしはしょうとのことばもきかずにりょうをとびだした。
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あや(プロフ) - めいめいさん» めちゃくちゃ健康的で何よりです笑 これから結構怒涛の展開になる予定なので、ぜひぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです！！ (1月10日 22時) (
レス) @page26 id: 021ff3b1be (このIDを非表示/違反報告)
めいめい(プロフ) - あ''ーマジ泣く これからの展開が楽しみ過ぎて夜しか眠れん (1月10日 22時) (レス) @page26 id: 19d12ec8ba (このIDを非表示/違反報告)
冬美(プロフ) - あやさん» 出来てよかったです！ (12月8日 17時) (レス) id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 冬美さん» 出来ました〜！！ 本当にありがとうございます…！！😭✨ (12月8日 14時) (レス) id: 6508c9a6a6 (このIDを非表示/違反報告)
冬美(プロフ) - たしか*←だったと思います！ (12月8日 10時) (レス) @page14 id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月木あや | 作成日時：2023年11月7日 20時
