84.原因不明 ページ38
そんな事があったのが、もう5時間以上前のこと。
今は3校時と4校時の間の休憩時間だが、Aは変わらず眠り続けている。
休み時間になる度保健室へ来ているが、まだ一度も反応を示していないらしい。
「点滴もしてみたんだけどね……ただ“原因不明”だとしか今は言えないさね……」
「そうですか……」
「……あんた、大丈夫かい」
リカバリーガールの言葉に、俺は少し間を置いてから「……はい」と頷いた。
朝ほど混乱はしていないものの、本当は大丈夫とは言えない。
授業の内容はほぼ覚えていないし、板書は取れていないし、早く休み時間にならないものかとソワソワしっぱなし。
事情を聞いているプレゼント・マイクにも「ちょっと落ち着けよ、お前」と、普段のテンションからは想像もつかないほど静かな声で言われてしまった。
クラスメートたちも何となく事情を察していて、何も言わずに見守ってくれているか、たまに声をかけてくれる。
しかし、その返事すらもぼんやりとしている始末。
やっぱり俺はAがいないと何にも出来ねぇんだな、と痛感した数時間だった。
「昼休みになっても目が覚めなければ、それか目が覚めてから様子がおかしかったらすぐに病院に連れて行こうと思っているよ。まあ、
そう言ったリカバリーガールは、俺にペッツをくれた。
受け取らないわけにもいかず仕方なく口に入れたが、正直味はほとんど感じなかった。
4校時も、ずっとぼんやりと時計を眺める時間が続いていた。
授業担当のセメントスは、「彼、どうしたの」と前列に座る尾白に聞いていた。
病院行くとなれば、俺もついていくのを許可されるだろうか。
許可されなければ説得するだけだが。
そんなことを考えながら、長い長い1時間が過ぎるんだろう――そう思っていた。
突然教室のドアが開け放たれ、相澤先生が焦った表情で立っていた。
「轟！ ついてこい！」
何も詳しいことはわからなかったが、A関連であることくらいはわかる。
俺はすぐに立ち上がり、相澤先生についていった。
保健室に着くとAは目覚めていて、ベッドに上半身を起こして座っていた。
俺はすぐさま駆け寄って、Aを抱きしめた。
「よかった……！！ A、体調は大丈夫か？ 変なところはないか？」
Aはゆっくり俺を見上げ――その目に、俺は固まった。
なんだ、この違和感は。
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あや(プロフ) - めいめいさん» めちゃくちゃ健康的で何よりです笑 これから結構怒涛の展開になる予定なので、ぜひぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです！！ (1月10日 22時) (
レス) @page26 id: 021ff3b1be (このIDを非表示/違反報告)
めいめい(プロフ) - あ''ーマジ泣く これからの展開が楽しみ過ぎて夜しか眠れん (1月10日 22時) (レス) @page26 id: 19d12ec8ba (このIDを非表示/違反報告)
冬美(プロフ) - あやさん» 出来てよかったです！ (12月8日 17時) (レス) id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 冬美さん» 出来ました〜！！ 本当にありがとうございます…！！😭✨ (12月8日 14時) (レス) id: 6508c9a6a6 (このIDを非表示/違反報告)
冬美(プロフ) - たしか*←だったと思います！ (12月8日 10時) (レス) @page14 id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月木あや | 作成日時：2023年11月7日 20時
