72.インターン最終日 ページ26
焦凍Side
インターンは、正直想像以上に大変だった。
「この冬に一回でも、俺より早く
そう言った親父は、No.1ヒーローとしての実力差を俺たちに突きつけた。
世間では「繰り上げ」なんて評価をされることもよくあることだが、伊達にNo.1ヒーローやってるわけじゃねえ。
認めたくはないが、たしかに、今の俺たちには遠すぎる背中だった。
そんなハードなインターンも最終日。
俺と緑谷、爆豪、そして親父は、姉さんの待つ家にやってきた。
夏兄は親父と同じ空間にいるのが居心地が悪いようで、早々に居間を出ていってしまった。
食後、姉さんは片付け、親父は仏壇に供え物をするために居間を出て、俺と緑谷と爆豪だけが居間に残った。
自分の使った皿を重ねていると、緑谷が周りを気にするように小さな声で言った。
「轟くん、お姉さんやお兄さんにAちゃんの話はしないの？」
実は、少し迷っていた。
ちゃんと話して力を貸してもらえれば、それに越したことはない。
でも、そうするといつか親父にも話が聞こえてしまうだろう。
それはきっと、Aにとって何より怖いことだ。
「……出来ねぇ。信じてもらえるかも分かんねぇし、何よりAが望んでないはずだ」
「……でも、今後家族のサポートがあるかないかは大事だと思うよ。轟くんが卒業した後もずっと雄英にいられるわけじゃないし、轟くん一人でAちゃんを育てるのはあまりにも大変だよ」
「分かってる……分かってるけど、Aに怖い思いは――」
「おい」
突然、会話に入ってきていなかった爆豪が低い声で言った。
「聞かれてんぞ」
襖を強く睨んだ爆豪がバンッ！ と勢いよく開けると、固まったままの姉さんと夏兄がいた。
――やってしまった。
俺は襖に防音機能があるとでも思ってたのか。
自分の顔から血の気が引くのがわかった。
青い顔の俺に、姉さんと夏兄は震える声で言った。
「焦凍……どういうこと……？」
「A、見つかったのか！？」
「雄英に居るって言ったよね！？」
「なんですぐ連絡しなかったんだよ！」
ガシッと肩を掴まれ、ガクガク揺さぶられる。
二人とも必死の表情で、あまりの気迫に俺は少し呆気にとられていた。
緑谷は慌てて俺たちを引き剥がし、座布団に座らせた。
「――それで、焦凍、どういうことなの？」
厳しく、有無を言わさぬ姉さんの声。
俺は拳を握って口を開いた。
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あや(プロフ) - めいめいさん» めちゃくちゃ健康的で何よりです笑 これから結構怒涛の展開になる予定なので、ぜひぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです！！ (1月10日 22時) (
レス) @page26 id: 021ff3b1be (このIDを非表示/違反報告)
めいめい(プロフ) - あ''ーマジ泣く これからの展開が楽しみ過ぎて夜しか眠れん (1月10日 22時) (レス) @page26 id: 19d12ec8ba (このIDを非表示/違反報告)
冬美(プロフ) - あやさん» 出来てよかったです！ (12月8日 17時) (レス) id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 冬美さん» 出来ました〜！！ 本当にありがとうございます…！！😭✨ (12月8日 14時) (レス) id: 6508c9a6a6 (このIDを非表示/違反報告)
冬美(プロフ) - たしか*←だったと思います！ (12月8日 10時) (レス) @page14 id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月木あや | 作成日時：2023年11月7日 20時
