71.さんすう ページ25
エリちゃんは、カタカナよりひらがながにがてらしい。
わたしはカタカナのほうがにがてだから、ふたりでおしえあいっこしながらおべんきょうした。
うちゅうふくのおねえさんはいっぱいしゃしんとってた。
カタカナのれんしゅうがおわって、エリちゃんもひらがなのれんしゅうがおわったころ。
しょうたおじさんはなにかをもってもどってきた。
「二人にプレゼントだ」
そういってわたされたのは、おめめのおっきいネコちゃんのノート？ だった。
「はじめてのさんすう」ってかいてある。
なかをみてみたら、なんだかいっぱいすうじがかいてある。
「これは、俺たち教師全員からのプレゼントだ。算数以外にもいろいろあるが、そっちは今度渡す予定だ」
「おべんきょうのノート……？」
「ああ。ちょっとやってみようか」
エリちゃんはわたしのとなりにいどうして、しょうたおじさんはわたしたちのむかいがわにすわった。
「はじめてのさんすう」をひらいてすぐに、すうじとりんごの“ひょう”がかいてある。
「二人とも数字は読めるか？」
「えっと、私はあんまり……」
『わたしもちょっとだけかな……』
「じゃあそこからやっていこうか。これは「いち」だ。1の次は「に」、2の次は「さん」……」
しょうたおじさんがやさしくせつめいしてくれて、じかんはかかったけど1から9までかぞえられるようになった。
『しょうたおじさん、1の2つつぎが3でしょ？』
「ああ」
『1と2がっちゃんこしたら3だよね』
「そうだな。それを足し算っていうんだ」
『「たしざん？」』
「何かと何かをがっちゃんこすることだ。足し算、やってみるか？」
『うん！』
「じゃあページを1枚めくって――」
エリちゃんはとちゅうでわかんなくなっちゃって、うちゅうふくのおねえさんとあそびだした。
でもわたしはさんすうがすごくたのしくて、たしざんとひきざんりょうほうバッチリになるまでおしえてもらった。
わたし、さんすうすき。
しょうたおじさんはびっくりしてて、「学習能力が高いんだな」っていってた。
がくしゅうのうりょくってなんだろう。
おひるごはんのまえにさんすうはおわりにして、ごごはふたりでおさんぽをした。
てんきがよくて、そらがまっさおだった。
「寒いね」
『ねー。でも、わたしさむいのすきだよ』
「そうなの？ 私寒いのはあんまり好きじゃない」
エリちゃんはさびしそうにそういって、しせんをおとした。
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あや(プロフ) - めいめいさん» めちゃくちゃ健康的で何よりです笑 これから結構怒涛の展開になる予定なので、ぜひぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです！！ (1月10日 22時) (
レス) @page26 id: 021ff3b1be (このIDを非表示/違反報告)
めいめい(プロフ) - あ''ーマジ泣く これからの展開が楽しみ過ぎて夜しか眠れん (1月10日 22時) (レス) @page26 id: 19d12ec8ba (このIDを非表示/違反報告)
冬美(プロフ) - あやさん» 出来てよかったです！ (12月8日 17時) (レス) id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 冬美さん» 出来ました〜！！ 本当にありがとうございます…！！😭✨ (12月8日 14時) (レス) id: 6508c9a6a6 (このIDを非表示/違反報告)
冬美(プロフ) - たしか*←だったと思います！ (12月8日 10時) (レス) @page14 id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月木あや | 作成日時：2023年11月7日 20時
