68.年越し蕎麦 ページ22
焦凍Side
絶対に普段一緒に食事なんてしないはずの校長先生やあまり関わりのないパワーローダーなど、いろんな先生たちと一緒に取った昼食。
Aは最初こそ恥ずかしがっていたが、みんなにかわいがってもらって嬉しかったようだ。
一緒にお昼寝をしたり、ボードゲームをしたり。
みんなで楽しんだ大晦日も、もう日が沈んで辺りは暗くなっていた。
「ほらほら、轟兄妹も運べ運べ！」
「あ、Aちゃん、それ重いよ？ 大丈夫？」
『だいじょうぶ！』
「轟くん、これお願いね」
「はい」
大晦日といえばやっぱり年越し蕎麦。
夕飯は、先生が買ってきてくれていた蕎麦を茹で、それぞれ好きなように食べることになった。
俺はもちろんざる。
その隣で、Aもざる蕎麦にしていた。
ちなみに、先生たちは全員温蕎麦。
「お、この蕎麦高かった分結構美味しいですね」
「多めに買ってきたから、お替りしろよ〜」
「Aちゃんおネギいる？」
『いるー』
もっきゅもっきゅ咀嚼するA。。
膨らんだ頬をつつくなんて考えが頭をよぎったが、今やったら洒落になんねぇからやめておいた。
後片付けの最中。
テレビの芸人のリアクションにゲラゲラ笑ったプレゼント・マイクを、ミッドナイトは「しーっ！！」と睨みつけた。
ミッドナイトの腕の中には、寝息をたてるAが。
「いっぱい食べてたものね、お腹いっぱいになったのかしら」
「あ、すみません。俺抱っこ代わります」
「いいのよ、むしろ抱っこさせてちょうだい」
ミッドナイトはAを優しく抱きしめて微笑んだ。
「職業柄、家庭を持つ余裕もないしそのつもりもなかったけど……こんなにかわいい子が娘になるなら、それもいいなって思っちゃうわね」
「ですね。俺も結婚願望そこまでだったんですけど、Aちゃん見てると無性に子ども欲しくなっちゃいます」
「なーんか俺、Aちゃんって人を虜にする何かを持ってると思うんだよなぁ」
プレゼント・マイクの言葉に皆頷く。
正直、俺もそれは少し思っていた。
もちろんこの雄英の中で小さい子どもは珍しいという理由もあるだろうが、何かあるのではないかとも思ってしまう。
まあ、考えすぎだろうけど。
テレビの音が響くリビングが、少ししんとした。
ふと外を見ると、何かがふわふわ舞っている。
「――雪」
小さくつぶやいた俺の声に、Aが身動いで目を覚ました。
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あや(プロフ) - めいめいさん» めちゃくちゃ健康的で何よりです笑 これから結構怒涛の展開になる予定なので、ぜひぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです！！ (1月10日 22時) (
レス) @page26 id: 021ff3b1be (このIDを非表示/違反報告)
めいめい(プロフ) - あ''ーマジ泣く これからの展開が楽しみ過ぎて夜しか眠れん (1月10日 22時) (レス) @page26 id: 19d12ec8ba (このIDを非表示/違反報告)
冬美(プロフ) - あやさん» 出来てよかったです！ (12月8日 17時) (レス) id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 冬美さん» 出来ました〜！！ 本当にありがとうございます…！！😭✨ (12月8日 14時) (レス) id: 6508c9a6a6 (このIDを非表示/違反報告)
冬美(プロフ) - たしか*←だったと思います！ (12月8日 10時) (レス) @page14 id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月木あや | 作成日時：2023年11月7日 20時
