４９話 ページ10
ユウリサイド
レ「俺はこれが一番だと思う」
レイが出した箱にはたくさんのオイルが入っていた。
『ハウスに火をつけるの?』
エ「火事を起こすってこと？」
レ「そうだ」
レイの説明はこうだった
・消火に気を取られているママ
・避難という形で全員を連れ出す
・地下に続く部屋のドアの鍵穴に粘土や何かを詰める。時間稼ぎくらいにはなれる
・本部にはあくまで火事と思わせる。
成程、警備は橋に向かないってわけか。夜なら視界も悪い、逃げるなら、夜か。
レ「後おまけでもう一つ用意した。火炎瓶１０本。森の死角になる岩の影に隠してある」
エ「火っ炎瓶!!?」
『マジか』
とんでもない子供だわ
レ「おうよ。６年越しの準備舐めるなよ」
それを橋の途中に隣のプラントに投げ入れる。上手くすれば別のプラントも火事、夜の森だから
被害は森だけですむ。
レ「さぁ、明日と言わず今夜、今、逃げよう」
『…ドンとギルダはまだ起きてる。皆も動ける。隊列組んで逃げるのは訓練で鍛えてる』
エ「ユウリの足は？」
『とっくのとうに治ってる』
私は立って見せる
エ「よし！」
レ「じゃあ、今から決行しよう」
エ「れい‥」
レ「大丈夫、ここはみんなの部屋から一番遠い。火が回る前にちゃんと逃げられる」
実際どういう方法で逃げるか知っている私は戸惑いなんてなかった。
レイがオイルを辺りにまき散らす。そういいながらエマに全員で逃げるに反対している。
『…レイ、火事を起こしたとこでママが私たち商品を選んだら?どうするの？』
レ「‥‥気付いた?」
ただ火事を起こすだけじゃ不十分だ。確実にママの手を塞がなくてはいけないから隙をどう作るんだ
ろう。
レ「問題ない。考えてある。」
レイはオイルの缶を開けた。
レ「シンプルな話だこうすりゃいい」
レイはオイルを頭からかぶった。
エ「『レイ!!?』」
嫌な予感がした。
レ「最高だろ?出荷が決まっているフルスコアが燃える。絶対に捨て置けない。この日を待っていたずっと前から決めてたんだ。何年も何年も前から餓鬼臭い腹いせさ。俺はねユウリ、エマ。もともと勉強も読書もさほど好きじゃないんだよ」
知ってる。じゃなきゃあんな運動神経よくない。(偏見)
レ「けど、我慢して…努力して…吊り上げてきた。自分の値打ちを…最上級まで！１２年。待ちに待たせた最上級だ俺は‥それを今夜とり上げるお楽しみの収穫目前で！」
マッチをレイは取り出した
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lkwisterven - ドラゴンさん» いや行かなくても平気だと思う (2019年7月28日 0時) (
レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - アリアドネさん» へえ…僕、５０話いってない気がする‥ (2019年3月5日 22時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
アリアドネ - ドラゴンさん» 今、自分の作品で確認してみたら、話が50ページまで書き終わると自然に続編に続行っていうのが出てくるみたい (2019年3月5日 20時) (レス) id: 7e8b7eb3c5 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - アリアドネさん» やり方わかんないんだよねえ… (2019年3月5日 17時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
アリアドネ - この作品の1の方でちょっとしたの方に続編ってところがない？ (2019年3月5日 16時) (レス) id: 7e8b7eb3c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：厨二病のドラゴン | 作成日時：2019年3月4日 19時
